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【FGO】灰色の男とともに勝利を掴め!

【FGO】サリエリ掴み取りグランプリに挑め! - 虚ろな唇を重ねて

 

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水曜に投稿すると言ったな。アレは嘘だ(ごめんなさい)

と、というわけで早速サリエリの強さについて解説していきましょう

 

アントニオ・サリエリは EXTRAクラスのひとつ、「アヴェンジャー」クラスに属する星3サーヴァントです。現在アヴェンジャーは星5サーヴァントが3人(全員が期間限定サーヴァント)、星4サーヴァントが2人、そして唯一の星3サーヴァントであるサリエリが実装されており、 EXTRAクラス全般に共通することでもあるんですが入手すること自体が困難とされてます。

このサリエリ自身も通常のピックアップ召喚からは排出されない、所謂ストーリー召喚限定サーヴァントであることから本来は手に入れることの難しいサーヴァントなんですが、一定の頻度で開催されるクラス別PU召喚の特性と10連召喚の仕様により、2019年現在「スト限サーヴァントであるにも拘らず1点狙いで複数枚入手することが非常に容易である」という非常に特殊な立ち位置を築くに至りました。

そんなサリエリのスペックを語る上で、まずはアヴェンジャーというクラスの特徴について軽く触れていきましょうか。

 

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1.ルーラー、ムーンキャンサーとの三竦み

 EXTRAクラスは現在6種類存在するんですが、その中にもバトル相性の関係が存在します。アヴェンジャーの場合はルーラーに対して強く、ムーンキャンサーに対しては弱いというもの。このルーラーというクラスはほぼ全てのクラスに対して防御有利を取ることのできるきわめて硬いクラスであり、それでいてルーラー自身は等倍ダメージで攻撃を仕掛けてくるためメインストーリーや高難易度戦で敵に回すと厄介な存在でしたが、アヴェンジャーはバトルにおいて攻防ともに有利を取ることができるため対ルーラー戦において非常に心強い存在となります。

反面ムーンキャンサーに対してはほぼ無力ですが、ムーンキャンサーは他のEXTRAクラスと較べてもさらに珍しいクラスであり、バトルで目にすること自体がほとんどないため基本的に気にする必要はありません。とはいえ今後ムーンキャンサーの強敵が登場しないとも限らないため、一応この三竦みについては留意しておきましょう。

 

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2.「復讐者」「忘却補正」「自己回復(魔力)」

キャスターの「陣地作成」、アサシンの「気配遮断」などに代表されるクラス固有スキル。その中にはフレーバーテキストのようなものから実質4つ目のスキルといえるほどに強力なものまでありますが、アヴェンジャーが持つクラス固有スキルはそのいずれもが実感できる程度には効果を発揮します。「復讐者」はPT全体のデバフ耐性を少し下げてしまうデメリットを持っていますが、その代わりに自身がダメージを受けた際のNP獲得量を16%〜20%アップさせる効果を持ち、微々たるものとはいえ毎ターンNPを供給される「自己回復(魔力)」も加わるため、アヴェンジャーは他のクラスよりも若干NPを溜め易いクラスといえるでしょう。また「忘却補正」にはクリティカル攻撃のダメージを上昇させる効果があり、上記の特性を活かすためにもアーツクリティカルを積極的に狙い宝具の使用を目指していきたい所、ですが………

 

3.極端に低いスター集中度はデメリット?

サーヴァントにはクラスに依ってスター集中度というものが存在します。これは読んで字の如く、ターン開始時に割り振られるクリティカルスターをどれだけ自分のコマンドコードに集められるかという度合いのことで、ゲーム内で説明されることはないですが(なんで!?)内部で数値が厳密に設定されています。例えばライダーやアーチャーはスター集中率がきわめて高いためクリティカルスターを集めやすく、逆にバーサーカーはクリティカルスターを集めることがまったくといっていいほどできません。ではアヴェンジャーのスター集中度はというと、バーサーカーに次いで低く、何らかの補助なくしてはクリティカルを狙うことはほぼ不可能とさえいえます。

FGOのバトルにおいて、通常攻撃でクリティカルスターを利用しバトルを優位に進めるテクニックは必須項目。だったらクリティカル攻撃を狙うことが難しくて、攻撃有利を取れる相手の少ないアヴェンジャーってそんなに強くないんじゃないの……?

 

4.クリティカルスターを取り扱うプロフェッショナル

いえいえ、そんなことはございません。むしろこのアヴェンジャーというクラスはクリティカルスターの運用に関しては苦手どころか一番得意とさえいえるほどの専門家集団なんです。

クリティカルスターを集めにくい、というデメリットはつまり他のサーヴァントにクリティカルスターが集まりやすい、というメリットに言い換えることもできます。「1ターンで配られる手札5枚のうち、使うことができるのは3枚まで」というバトルの仕様を活かし、パーティ内にクリティカルスターを集めにくいアヴェンジャーを1人組み込むことでクリティカルスタートの集中傾向を操作、アサシンやランサーのようなスター集中度がそれほど高くないクラスのサーヴァントにクリティカルを狙い易い状況を作るという仕事を、ただ立っているだけでできる。それがアヴェンジャーというクラスなんですね。

それだけならば多くの相手に攻撃有利を取りつつ、クリティカルスターを弾き易いバーサーカーのほうが向いているんですが、バーサーカーには防御不利を取られ易い弱点から不意の集中攻撃で脱落しやすく、せっかく形成したスター勾配を崩してしまいやすいという欠点があります。加えて多くのアヴェンジャーはスキルや多段ヒットする通常攻撃によってクリティカルスターを供給する術に長けていたり、逆に普段はまったく集めることのできないクリティカルスターを僅かなターンだけ自分自身に集中させ、クラス相性の枠組みを超えた大ダメージを瞬時に叩き出すことができるサーヴァントまで存在します。そういった意味でも、アヴェンジャーはクリティカル戦術を組み込むにあたって非常に便利なサーヴァントというワケです。

 

さて、少し前置きが長くなりましたが、この特徴を踏まえた上でサリエリの能力を見てみましょう。

 

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先ずは基本ステータスから。アヴェンジャークラスに多いATK偏重型、その代わりにHPが低く設定されており、星2サーヴァント並みに脆いという弱点があります。等倍ダメージでも集中攻撃を受けたり、突然のクリティカルで事故を起こす可能性も十分あるため、フォウくんでしっかりと補強してあげましょう。

 

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コマンドカードは標準的なBBAAQ型。NP獲得量が他のアヴェンジャーと較べてやや低く、後述の全体宝具を撃っていくためにも可能な限りアーツチェインにサリエリのカードを巻き込んでいくよう意識しましょう。バスターは初手に置きつつ後続のアタッカーのダメージ補助に、クイックは性能自体そこまで悪くないんですがサリエリを起用する上ではバスターやアーツを優先したい関係上使用する意義の薄いカードになります。

 

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次はスキル構成。クリティカル補助自己攻撃バフ防御デバフ3種類全てが火力系スキルで構成されていますねCTが全て7〜5ターンと短く、スキルレベルを上げることで2回目のスキル使用が狙いやすいのも見逃せません。特に3ターンの間、サリエリ自身が何もしなくともクリティカルスターを生み出すことのできる無辜の怪物はとても強力です。不労所得は正義。

ただし、無辜の怪物のもう1つの効果であるクリティカル威力アップは活かしづらいと言わざるを得ません。倍率自体は20%〜30%と悪くなく、残り2つのスキルと併せることで等倍クラス相手でも結構なダメージを与えることができそうなだけに残念。

慟哭外装」は珍しい回数ストック式のアーツ限定強化。自身のアーツ性能を3回分強化するという効果ですが、サリエリのアーツは通常攻撃に2枚、宝具に1枚とピッタリ数が噛み合うため、可能ではあればダメージを上げるためにも宝具使用に合わせていきましょう。1度目のスキル使用後ではサリエリをアーツチェインに巻き込みつつダメージとNPを稼ぎ、2回目の使用に併せて宝具を撃つという流れが理想形ですね。運がかなり絡みますが、宝具AAEXアタックと繋がれば更なる宝具使用まで視野に入るでしょう。

燎原の火」も同じく回数ストック式ですが、こちらは単純な防御デバフのためアーツ以外の攻撃にも反応します。基本的にはサリエリの通常攻撃で消費するよりも、アタッカーのクリティカル攻撃のダメージを伸ばすために使う方が無難だと思われます

またスキル全般の難点として、後発組サーヴァント特有のスキルレベル上げに使用する再臨素材の入手難易度が高いことが挙げられます。

特にサリエリのスキルレベル上げに使う再臨素材は主に1.5部や2部で追加されたものであり、アヴェンジャーのスキルレベル上げにはスキル石を使わない代わりに再臨素材を多く要求されるのもネック。こればかりはどうしようもないため、期間限定イベントやログインボーナスのラインナップをこまめにチェックして地道にスキルレベルを上げていきましょう。

 

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最後は宝具「至高の神よ、我を憐れみたまえ」について。

そこそこのダメージと追加効果で敵全体に3ターンの間アーツ攻撃耐性ダウン付与デメリットで味方全体のスター発生率ダウン。攻撃後にデバフがかかるのもあって、スキルの自己バフ込みでもルーラー相手でない限りは取り巻きの掃除くらいにしかならない程度の火力です。まあ純アタッカーではない星3サーヴァントの宝具火力なんてこんなものでしょう。

副次効果のアーツデバフはというとOC1では10%しか下がらず、かといって宝具チェインでOCを上げても上昇値は5%刻みという体たらく。せめてデバフ値が20%あればなあ…………

とはいえサリエリは実装されてから1年以上経った2019年現在1度も強化されておらず、スキル構成は文句のつけようもないほど完成されていることから今後テコ入れが入るとすればこの宝具ということになるかと思います。今後に期待。

スター発生率ダウンのデバフについては、サリエリを軸の1つに組み込んだアーツパーティであればクリティカルスターは礼装やスキルでほとんど賄うと思われるため基本的に影響はないものと思います。但し、スター発生率が100%であることが重要なギルガメッシュ〔キャスター〕や岡田以蔵とは致命的に噛み合わないため注意。

 

総評として、アタッカーとして派手に活躍できるほどの強さは持ちませんが、クリティカル戦術を主としたパーティに組み込む2人目としてはきわめて優秀なサーヴァントといえます。良くも悪くも星3サーヴァントの枠を越えない性能ではありますが、時期によっては入手することが非常に簡単なアヴェンジャーである点、クリティカル主体のパーティを組む上で有用な特性を持っている点から、所持しているだけで戦術の幅が広がるという意味で有用なサーヴァントと評価できるでしょう。

 

サリエリと相性の良い概念礼装〜

 

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王道。

その効果はターン終了時にクリティカルスターを8個(完凸で10個)発生させるというもの。

地味に見えますがFGOの礼装の中でこの2030年の欠片以上に強いものもそうはありません。だって実質無辜の怪物外付け装置だもん。そりゃあ強い。というか誰につけても強いよこんなん

この礼装をつけているだけでサリエリ最大20個のクリティカルスターを毎ターン作り出すことができます。意味がわかりませんね。

よりクリティカルを狙いやすくなるという意味でアヴェンジャーのサリエリにはおすすめの礼装ですが、まあ当然これをつけたサリエリがパーティから脱落すれば安定したクリティカルスターの供給は一気に消滅します。クリティカルスターを賄う手段を無辜の怪物と2030年の欠片に依存している場合、サリエリが脱落した時点ででクリティカルを狙う難易度がぐっと上がってしまうことには注意。まあそれを差し引いても強力な礼装ではあるので、迷ったら2030年の欠片をつけるととてもさいきょうです(脳死)。

 

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サリエリの主なダメージソースである宝具にやや物足りなさを感じるのであれば、ヘヴンズ・フィールに代表される宝具威力アップ系の礼装をつけるといいでしょう。但し黒の聖杯は宝具威力を大きく上げる代償に毎ターン500のスリップダメージを受けるため、HPがそもそも低いサリエリにはあまりオススメできません。

また、宝具を2回以上使用したいと考えるのであればNPをある程度チャージしている状態で戦闘を開始できる虚数魔術のような礼装や、毎ターンNPを獲得でき自己回復(魔力)とも噛み合うプリズマ・コスモスなども相性がいいでしょう。

 

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また、サリエリが途中で戦線離脱することを前提とした上で、五百年の妄執のような退場時に効果を発揮する礼装を持たせるのも悪くありません。現在実装されている退場時効果持ちの礼装のうちほとんどは過去イベントの交換アイテムであるため入手難度がやや高いのですが、恒常星3礼装のカムランの丘は重ねやすい上にその効果もNP固定値配布と状況を選ばない便利な礼装となります。立っているだけで仕事をするだけではなく、倒れた後も任務を果たし続ける男、それがサリエリ………

 

サリエリと相性の良いサーヴァント〜

 

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これまでにサリエリがアーツカードを駆使するパーティにおいて便利なサーヴァントであることについては何度も説明してきましたが、では実際にどんなアタッカーと組ませるべきかという具体的な話に入っていきましょう。

筆者が個人的にオススメするのはA宝具かつBAAQQというカード構成のアサシンクラス全般。何故アサシンであるかという大きな理由としては、アーツカードを強化することが得意なサーヴァントの殆どがキャスタークラスに偏っていることに起因します

高体力のライダー相手にアタッカーとしてアサシンを連れていきたいのに、ダメージを伸ばせるアーツバッファーの殆どがキャスターであるため不利クラスをパーティ内に組み込まなければならないという矛盾。その他にもアーツチェインを積極的に狙っていきたい関係上、NP固定値獲得のためにダメージがげないキャスターのカードを何度も切らなければならない点、ライダーの中でもメジャーなエネミーでありクリティカル強化スキル持ちのワイバーン、通常攻撃が全体対象のドラゴンとの遭遇率の高さからどうしても3wave前にバッファーであるキャスターの事故死を招きやすいという点などが挙げられますね。

 

そういった問題点をある程度緩和できるのがサリエリになります。通常攻撃自体にもそこそこのダメージを期待できますし、体力面にやや難のあるサリエリですが2倍ダメージを受けるキャスターよりかは戦線を維持しやすいのは間違いありません。アヴェンジャーの特性によりクリティカルスターがアサシンに集まりやすいのも嬉しい点で、本来クリティカルを安定して狙うのが難しく、かつアサシンに限らず上記のカード構成を持つサーヴァントの多くはBが少ないためダメージを出しづらく、Qの性能がクリティカル発生率・NP獲得量ともに低く設定されていることからあまりQを切りたくないという弱点を抱えていましたが、それらの問題もクリティカルを狙いやすくなることで一挙に解決することができます。

 

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ここまでアサシンとサリエリを組ませることの有用性について力説してきましたが、それ以外にも他クラスのアタッカーとももちろん相性はいいです。アーツ系宝具のサーヴァントの中には強力な宝具を連発できるものクリティカルに特化しているものも多く存在するため、そういったアタッカー気質のサーヴァントにとっての縁の下の力持ちとしてサリエリで支えてやりましょう。最近実装されたサーヴァントの中だと、イベントを走りきれば宝具5まで強化することができ、「雅号・竜紋蛸」で積極的にクリティカルを狙うことによりどんどん火力を増して行く葛飾北斎も相性がいいですね。

 

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ではアーツ主軸もアタッカーとそれを引き立てるサリエリの横に添えるべき3人目は誰になるのか。最初に候補に上がるのは、やはり全てのプレイヤーが連れている相棒のマシュになるでしょう。パーティ全体の生存力を大きく引き上げることで戦線維持がしやすく、サリエリの弱点である耐久性もカバーすることができます。アーツチェインに巻き込んでいくことでマシュの宝具も撃ちやすくなり、「奮い立つ決意の盾」を上手く使用することで宝具の防御バフを重ねたり、より長いターン維持することも。マシュのクラスであるシールダーもそこまでスター集中度が高くないことから、メインアタッカーのクリティカルを阻害しにくいのもポイント。

 

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また相手がライダー以外であれば強力なアーツバッファーであるキャスター達もドンドン起用していきましょう。玉藻前味方1体を回復しつつ3ターンの間アーツ性能を強化する「狐の嫁入り敵のチャージ攻撃を遅らせながらパーティ全体の宝具威力を引き上げる「呪層・廣日照」パーティ全体のHP回復とスキル再使用までの間隔を縮める強力な宝具「水天日光天照八野鎮石」などアーツパーティを運用するにあたってベストマッチな支援能力の持ち主です。星5サーヴァントであるため入手が難しかったり、サポート欄におけるキャスター需要からフレンドに借りにくいという問題はありますが、アーツパーティを運用する上で玉藻前以上に心強いサーヴァントもそうはいません。もしその力を借りることができた時には、貴方はアーツパーティの真の魅力を知ることができる筈です。

もう1人のおすすめキャスターはみんな大好きアンデルセン。入手の容易さ、コストの低さ、低すぎる攻撃能力と引き換えに手に入れた汎用スキルの数々と貴重な回復宝具が売りの便利屋さんです。似たようなスキルを持つサリエリとW無辜の怪物タッグを組むことで切れ目なくクリティカルスターをバラ撒くことができますが、そこまで殴り合いが得意ではないサリエリと貧弱極まりないアンデルセンを並ばせるとパーティ全体のダメージがガクッと落ちてしまうでしょうから、サリエリが脱落した時に役割を肩代わりできるよう後衛の4人目以降に配置するのがオススメです。

 

 

 

……………………。

 

 

 

 

 

 

「おやおや? マスターともあろうものが、紹介すべきサーヴァントを1人忘れちゃいないかい?」

 

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そ、その声は!アマデウス仮面!

という訳であらゆる意味で問題児、星1キャスター・アマデウスのエントリーです。

目を引くのはサーヴァント強化クエストで開放される第3スキル「小さな夜の曲」。スター大量獲得とありますが、その獲得量は大量なんてものじゃありません。数字にして何と最大50個

50個ということはつまり、小さな夜の曲を使ったターンは全てのカードが絶対にクリティカルするという意味です。クリティカルするだけでダメージは最低でも2倍に跳ね上がるため、要するに1ターンの間パーティ全体の攻撃力を100%アップさせる効果ということになります。クリティカルスターの概念が こわれる。

サリエリがせっせと星を作ってパーティ全体で協力しながらクリティカル戦術の土台を作る傍ら、アマデウスはめちゃくちゃ雑な仕事で確定クリティカルターンを生み出す訳ですね。そういうとこだぞアマデウス

そんな出鱈目にもほどがあるアマデウスですが、皮肉にもサリエリにとってはこれ以上なく相性のいいサーヴァントとなります。

「音楽神の加護(偽)」によるアーツ強化の重ねがけ、アヴェンジャーすらクリティカル攻撃を可能とするクリティカルスターの投げ売りにより普段は活かすことの難しい無辜の怪物のもう1つの効果、クリティカル威力アップまで乗ったサリエリが叩き出すダメージはアタッカーと呼ぶに相応しい数値にまで引き上げられるでしょう

サリエリの巧緻にして繊細なスキル構成を粉々に粉砕しながらも、普段は影に徹しているサリエリの隠れた魅力を引き出していくアマデウス…………お前はいつだってそうだ………追いついたと思ったらまたすぐに突き放しやがる………

 

という訳で割と贔屓目抜きにしたサリエリの解説はここまで。この記事を読んだあなたがカルデアの隅で暇を持て余すサリエリの強さに気づき、その育成に取り掛かるきっかけになったら幸いです。

それでは今回はここまで。輝く星を集めて、よきクリティカルライフを!

 

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