【FGO】あなたは そこに いますか ?
いやー皆さんレクイエムコラボ楽しんでますか⁉︎ 僕はノーコメントです。
という訳で今回の記事は新サーヴァント、星5フォーリナー・ボイジャーくんの性能に関する徹底考察記事となります。
NP50%チャージスキル持ち、かつ多段Q全体宝具のエクストラクラスアタッカーということで、皆さんが注目しているのは当然いま最も熱い脳死周回システムであるWスカディ編成、通称“スカスカシステム”への適正でしょう。ということで早速用意してきましたよ!
~レギュレーション説明~
ボイジャーくんはATKも低く、ダメージにやや不安があるため取り敢えず宝具2推奨です。NP50%チャージがある時点でスカスカ関係なく最低限の周回適性はあるので、今回は迷わずガチャをブン回しました。
さてスキル上げですが、最近ボックスガチャが開催されないためストックが少なくなってきた秘石を使わないのは有り難いとはいえ、最近実装されたばかりの「煌星のカケラ」や「神脈霊子」をがっつり要求してきてもう大変。レクイエムコラボでもある程度の数を確保することができましたが、スキルマには到底足りなかったので手付かずだったオリュンポスフリクエを周回。スカスカに関わらないS3以外のスキルをなんとかLv10までレベリングしました。
さて、改めて性能に目を通してみるとボイジャーくん、普通に使いやすそうなフォーリナーですね。Q主体という時点で既存のフォーリナー組と差別化が図れていますし、横に振れるスター集中スキルを持っているのも個人的に注目ポイント。宝具を撃ったあとに固定値でNPを獲得できるのもスカスカとかなり相性が良さそうです。これは新たなスカスカアタッカーとして期待ができそうですね。
そして相棒の概念礼装として用意したのがこちら、2019年年末イベントの配布礼装「クリスマスの軌跡」。ダブルミーニングとイラストのセンスがお気に入りの1枚です。性能もボイジャーくんと非常にマッチしており、スカスカアタッカーとして席を争うことになりそうなエドモンやランスロットとの差別点であるS1「星の航海者」とこの礼装を組み合わせることで凸「カレイドスコープ」を使わずに済むのではないかという期待もできます。実際アレ狙って凸るの滅茶苦茶しんどいですからね。ただでさえ高級品であるスカスカシステムの前提条件を1つ無視できるとなればかなりの強みになるのではないでしょうか。
ではレギュレーション解説はこの辺りにして、早速試運転に移って行きましょう。
~スカスカシステムwithボイジャー徹底検証~
検証その1 曜日クエスト・宝物庫超級
「遥か青き星よ」の特攻対象である天属性エネミー、かつNP獲得量に+補正の掛かる術エネミーということで火力、NP回収率共に悠々クリア。とはいえ宝物庫をスカスカ編成で周回することは少なそうですが。次いきましょう次。
天属性エネミー。NP獲得量補正なし。おや……火力は申し分ないけどNP回収率が若干……
S2「スイングバイ」を使用しでQ耐性デバフ、Q性能強化を付与することでギリギリ50%回収することができました。うーん……
スカスカ編成御用達のマスター礼装「2004年の断片」のスキル「コード:F」を使えば十分量回収できるので、そこまで気にすることでもないかもしれません。
ちょうど狂腕が3体揃って出てきたので天属性特攻+有利クラスへのダメージ検証も載せておきます。特攻範囲はそこそこ狭いとはいえ、条件が揃うと星5サーヴァントに相応しい超火力を叩き出してくれますね。
検証その3 フリークエスト・私掠船団
非特攻対象かつ相性等倍のエネミー、ついでに足りてない再臨素材を求めて筆者が辿り着いたのはオケアノスのフリークエスト・私掠船団。
「スイングバイ」使用時と未使用時の比較。「スイングバイ」を使った上でもNP回収率はかなりギリギリですね。宝具ダメージも非特攻対象相手だと1体につき5万前後~5万5千前後とそこまで高くなく、1.5部以降のフリークエストを周回するにはやや心許ない火力となります。
ここで比較対象として挙げられがちなスカスカ編成下での汎用アタッカーである「巌窟王 エドモン・ダンテス」と「ランスロット」の2騎のダメージ・NP回収率を見てみましょう。
S2「黄金律」使用時のNP回収率、及びS1「鋼鉄の決意」使用時と未使用時の宝具ダメージ比較。
等倍エネミーを相手取った際の火力はボイジャーよりやや高く、S1を使うことで特攻対象相手のボイジャーにも迫る火力を出せます。S2とパッシブスキル「自己回復(魔力)」の存在から安定して50%以上のNPを回収することができ、「虎よ、煌々と燃え盛れ」とS3「窮地の智慧」により特定waveをほぼ確定でクリティカルで追撃をかけることができるのが強み。ただ前述したとおり、初動のNPを用意できないためオーダーチェンジを使わないのであれば「カレイドスコープ」が必要になるのがデメリット。
S3「魔力逆流」使用時のNP回収率、及び「騎士は徒手にて死せず」の攻撃力アップ×2の宝具ダメージ比較。多くの相手に攻撃有利を取れるバーサーカーということもあり星4サーヴァントながら前者2人より高いダメージを出すことができます。
エドモンと同じく初動のNPを用意することができないため「カレイドスコープ」がほぼ必須になるほか、S3によるNP獲得量アップは1Tしか継続しないため「2004年の断片」の「コード:F」も必要となります。メリットとしては前2人と違い恒常サーヴァントかつ星4サーヴァントであるため、入手もしやすく宝具レベルも比較的重ねやすい部類です。
3つの検証を踏まえた上で、
・ボイジャーのスカスカシステム適正は並程度
・「カレイドスコープ」が無く、スカディを持っているならアタッカーに据えるのもアリ
・「カレイドスコープ」は有るが、エドモンやランスロが居ないならアタッカーに据えるのもアリ
・「カレイドスコープ」もエドモンもランスロも完備しているのであればボイジャーをスカスカに据える意義は薄い
筆者の所感としてはこんな所です。もちろんオダチェンを使ってNP獲得量を外付けすればまた話が変わってくるとは思いますが、スカスカ編成の強みはオダチェンを使わずに1人のアタッカーが全waveを担当できることにあると思っているので、個人的にはオダチェンありきのスカスカ編成を語る意義はあまり無いと思います。
~周回の新機軸ボイジャーシステム~
というかこれ、たぶん開発チームが意図を持ってそういう設計をしているよね?
正直ボイジャーの素のNP獲得効率ってそこまでいいほうじゃないし、「遥か青き星よ」の固定値20%分を差し引くとボイジャーが実際に宝具攻撃で稼いでいるNPは25%~30%程度。エドモンやランスロに限った話ではなく、他のスカスカ適正持ちアタッカーが総じて宝具でNPを50%近く稼いでいる現実を考えるとそもそもボイジャーをスカスカ前提で語ること自体がナンセンスなのかもしれません。
ではこのスカスカ編成からちょっとズレた位置に居るボイジャーの設計に隠された意図とはなんなのか。他の汎用Qアタッカーとの差別化できるポイントとは? それは間違いなく「遥か青き星よ」の追加効果、全体NP配布効果でしょう。折角味方にもNPを配布できるんですから、これを利用しない手はありません。
編成案その1 凸スコ+虚数魔術+フレスカディ
フレンドからスカディを借り、1.2waveカレスコボイジャー、3waveを虚数持ちのアタッカーで突破するという編成。
上の画像では虚数魔術が4凸していますが、ボイジャーが2回宝具を撃つことでNP40%を配れるため未凸虚数でも問題ありません。
「原初のルーン」使用
「スイングバイ」+「原初の魔術」使用
「スイングバイ」+「凍える吹雪」
「スイングバイ」+「原初のルーン」+「凍える吹雪」
各種スキル使用時のボイジャー火力検証。
また凸スコがなくとも未凸スコがあれば「魔術協会礼装」でボイジャーの初動をカバーしたり、3wave担当アタッカーの概念礼装を「ハロウィン・プリンセス」互換の初期NP50%+α礼装に切り替えることもできます。
編成その2 凸スコ+フレ孔明
編成その1の変形型。
孔明方のメリットの1つが3wave担当アタッカーにも攻バフがかかる点。孔明の概念礼装が「王の遺物」だった場合、3wave担当アタッカーがB宝具アタッカーであればさらに火力を補強することもできます。
「スイングバイ」+「軍師の指揮」
ただボイジャーの火力に関してはやはりQバフの専門家であるスカディ型より若干ながら落ちてしまいます。この辺りは敵編成によって使い分けて行きたいですね。
また孔明型には大きなメリットが1つあります。それはボイジャーの宝具攻撃時のNP回収率を利用することで小刻みなNP振り分けが可能となる点です。
例えば凸カレボイジャーが「スイングバイ」を使った上で「遥か青き星よ」を使うと、追加効果のNP20%に加え5hit×最大3体分の攻撃時NPを回収することができます。これがスカディなしだとだいたい10%~15%なんですが、つまり宝具を撃った後のボイジャーには大体30%程度のNPがリチャージされている訳です。
リチャージ分で30%、「星の航海者」で50%獲得できるとして不足分は20%。これを「軍師の指揮」+「軍師の忠言」でカバーすると、「鑑識眼」が未使用で浮くことに。
「遥か青き星よ」×2に加え、孔明の全スキルを3wave担当アタッカーに振っても残念ながら付与できるNPは90%。残念ながら全てのサーヴァントが宝具を撃つことができるわけではありませんが、3wave担当アタッカーが10%以上のNPチャージスキルを持っているサーヴァント、例えば低レアであればエイリークをスパルタクスに変えることで強力な概念礼装である「黒聖杯」などをを持たせて確殺範囲を大幅に広げることができるようになります。あるいはスカディ型と同じく「魔術協会礼装」でカバーするのもありですね。
また未凸カレしかない場合でも、1waveに「スイングバイ」+「軍師の指揮」+「軍師の忠言」を使用、2waveに「星の航海者」+「鑑識眼」を使えば「魔術協会礼装」なしでも孔明型が成立します。
編成その3 アーラシュ型
オダチェンを死んでも使いたくないマスター向け。あるいはカレスコ難民向け。
1waveでボイジャーにタゲを合わせて孔明全スキル使用、2waveで「弓矢作成」を使用したアーラシュが射出、退場後に出てきたスカディor孔明のスキルと「星の航海者」を使用し3waveをボイジャーで突破するという編成。今思いついたんですけど、孔明をフレに借りてスカディの枠をNP20%付与スキル持ち、例えばエレナ辺りに変えても成立しますね。
「スイングバイ」+「軍師の指揮」+「原初のルーン」+「凍える吹雪」
編成その4 NP30%チャージ持ち+ハロプリ互換染め
一昨年から去年辺りまで死ぬほど配られた初期NP50%+α礼装をフルに活用した編成。
自己NP50%チャージ+全体NP20%配布を併せ持つサーヴァントはボイジャーだけ……の筈。たぶん。
NP30%チャージ持ちもだいぶ数が増えてきたので、概念礼装を全て配布で賄えるぶん敷居は結構低そうです。
代わりに術バッファーがいないためボイジャーの火力が結構落ちます。
取り敢えず編成例を4つ挙げてみたんですが、ここにオダチェンが加わると編成の幅はさらに広がっていきます。このように、テンプレ構築に囚われず多岐にわたる周回編成を考察する余地が残されている点。それこそがボイジャーの強みと言えるのではないでしょうか。
数百種類にも及ぶサーヴァント達を組み合わせ、君だけの最強のボイジャーシステムを作り出せ!
~オススメの〔今を生きる人類〕対象サーヴァント~
またボイジャーもう1つの特徴である、〔今を生きる人類〕属性持ちへのNP30%付与も語らないわけにはいかないでしょう。2020年現在実装されている対象サーヴァントはこちらの16騎。
(ジナコいません)
この16騎に対してのみ、ボイジャーはNPを普段より多く供給することができます。そしてここで注目してほしいのが、その16騎のうちなんと6騎が配布サーヴァントであるという点です。
ガチャ運に左右されず、かつ宝具レベル5まで重ねるこどか容易=微課金者に優しく、ガチャ産のサーヴァントと比べて宝具によるダメージを出しやすい配布サーヴァントの多くが〔今を生きる人類〕であるというのもボイジャーの評価軸になり得ると筆者は考えます。
ということで、最後にボイジャーシステムと相性の良い〔今を生きる人類〕属性サーヴァントを何体か紹介して今回の記事を締めることとしましょう。
両儀式
TMブランドの看板ヒロインの1人。筆者がTM作品に触れたのも劇場版「空の境界」からなので、結構思い入れのあるキャラクターです。聖杯入れてるのはふじのんなんですけど。
「遥か青き星よ」×2+「軍師の指揮」+「軍師の忠言」+「陰陽魚」でNP100までチャージ可。S3「陰陽魚」はLv1時点でNPを20%チャージすることができるので、少なくともこの運用ではスキルレベルを上げる必要が無いのも魅力です。
また配布サーヴァントの中では数少ない宝具強化済サーヴァントでもあるのも特徴。
クロエ・フォン・アインツベルン
配布サーヴァント最強の一角。S3「キス魔」でNP50%を賄うことができるため、「キス魔」がLv6以上であれば孔明の枠をスカディに変えボイジャーの火力を底上げすることができます。
グレイ
最近(とはいえもう一年前ですか)配布された星4アサシン。単体宝具アタッカーの式に対してこちらは全体宝具アタッカーです。
「遥か青き星よ」×2+「軍師の指揮」+「軍師の忠言」+「最果ての加護」でNP100までチャージ可。S3「最果ての加護」は一律NP20%チャージのため、「陰陽魚」と同じくスキルレベルを上げる必要がないのはやはり嬉しいですね。
S1「対霊戦闘」とS2「封印礼装解除」、2種類の乗算バフに加えて「黒聖杯」の宝具威力バフがさらに乗算されるため、かなりの火力になります。対象はボイジャーばりに狭いですが、〔死霊特攻〕持ちなのも見逃せません。また孔明の絆礼装「王の遺物」があればさらに火力を伸ばすことも。
水着イシュタル
あるいは露出が少ない方のイシュタル 。何故......?
水着イシュタル自体にはNP獲得スキルがないため「黒聖杯」などを持たせることができませんが、かわりにS1「輝ける水の衣」を使用することでまさかまさかのスカスカボイジャーに安定感を齎すことができるように。正直曲芸めいた真似ではありますが、これにより3waveを「遥か青き星よ」+「神峰天廻る明星の虹」で突破、ということも可能に。
アストライア
ここからはガチャ産サーヴァント編。アストライアは恒常星4サーヴァントですが、クラスはルーラー。一見攻撃有利が取りづらく周回には向いていないように感じますが、S1「天秤の護り」とS2「魔力放出(星)」の乗算となる2種類のバフに加え、宝具「裁きの時はいま。汝の名を告げよ」はそこそこ範囲の広い〔悪特攻〕持ちでもあるため、等倍とはいえ中々油断のならないダメージを出すことができます。
「遥か青き星よ」×2+「軍師の指揮」+「軍師の忠言」+「星の裁き」でNP100までチャージ可。S3「星の裁き」も例に漏れず一律NP20%チャージ、この運用に関してはスキルレベルを上げる必要がありません。
イシュタル
ボイジャーと最もマッチした〔今を生きる人類〕対象のサーヴァントがこの露出が多い方のイシュタルとなります。
Lv6時点でNP40%をチャージできるS2「輝ける大王冠」に加え、S1「美の顕現」では自身のみならずボイジャーの火力もアップさせることができ、攻撃するターンが決まっていれば使い所の難しいS3「魔力放出(宝石)」も十二分に効果を発揮させることができます。
宝具強化済みということもあり、「黒聖杯」を持たせた上での最大火力「山脈震撼す明星の薪」は等倍相手だろうが関係なく一撃で焼き尽くすほどの凄まじい威力。星5サーヴァント、かつ期間限定ガチャ産ということもあり入手難易度がかなり高めのサーヴァントではありますが、もしイシュタルを持っているのであれば新たな相棒としてボイジャーを狙うというのも十分選択肢に入ってくるのではないでしょうか。
以上、ボイジャー考察でした。
いやー、うだうだ書いては添削し書いては添削していた結果、気付けば投稿できたのはイベント終了前夜という......もうそろそろこのブログも設立から1年経つというのに、なかなか文章を上手く纏める力って身につきませんねー。
ともあれいよいよ5周年記念、そして水着イベントがやってきます。次回はその辺りに関連した記事を上げようかなと考えていたり。そして新規ぐだぐだイベントは今年もあるのか!? あと沖田さんに強化クエストは来るのか!? 待て次回!