【FGO】真のVictoryへの道を目指して
!?
”待“ってたぜェ‼︎
この”瞬間“をよォ‼︎
金枠の推しがこんなにも美しい
ということで今回の記事は戦闘モーション回収&4回目の強化クエストを祝しまして、星3バッファー型ライダー・ブーディカさんについての解説、及び今回の強化クエストを経て変化した第2スキル「戦場の糧」の運用法について熱く語っていこうと思います。聖杯投入したのも別に酔った勢いとかじゃないから‼︎ ちゃんとした理由があるから‼︎
さて、ブーディカさんはfgo稼働時点から実装されている初期サーヴァントの1人です。何が、とは言いませんがその豊満さとマイルーム性能の高さからキャラクターとしての人気は結構高いブーディカさんですが……一方で戦闘面における評価はかなり低い部類と言わざるを得ないでしょう。星3ライダー唯一の非攻撃宝具持ち、かつブーディカさんを英雄たらしめるエピソードを象徴するユニークスキル「女神の誓い」が恐ろしく範囲の狭い(そしてその割には上昇値がしょっぱい)特攻スキルだったこともあってか、最も活躍する舞台だったはずの第2特異点セプテムですらほとんど活躍したという話を聞かないほどです。
とはいえ何度かの強化クエストを経たことにより、リキャストが短く持続ターンの長い支援スキルを複数兼ね備えたバッファー型ライダーとして完成しつつはあったんですが、結局前評判を覆すことはなくイマイチ目立たないサーヴァントとして埋もれつつありました。
「やりたいことはわかる」「防御バフ欲しいならマシュでよくない?」「星吸うのがちょっと……」「クリティカルさせても火力が……」
うるせ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!
知らね〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!
Fate/GrandO
rder
ブーディカさんのここが強い!!!!!
「女神の誓い」が「勝利の女王」へと変化! ローマ特攻が味方全体付与に、おまけに最大60%のクリティカルバフもついてくるよ!!! ローマ特攻はともかくクリバフは正義!!! バフ値は並だけどこの後紹介するスキル&宝具のバフと乗算されて結構すごい火力になるよ!!!
「アンドラスタの加護」! 3ターン味方全体アーツ性能最大20%強化!!! やっぱりささやかなバフだけどダメージだけじゃなくてNP獲得量もグンと伸びるよ!!! この辺実はいまいち知られてなかったりるすけてどWキャストリアとかで結構周知されたよ(意外と認知されてなかったりするよ)!!!! クリティカルした時もNPがめちゃめちゃ溜まるからガンガンクリティカルを狙ってドカドカ火力出してドバドバNPを稼いでいこう!!! えっクリティカルスター!!?!?
ブーディカさん運用のキモにして生命線、「約束されざる守護の車輪」!!! モーション改修されたことで遂にブーディカさんがチャリオットに乗ったよ!!!!!! 降りたよ!!!!!! 車輪がぐるぐる回るよなんで乗ったの降りたのなんで!!?!!?!???!??? 1ターン防御力20%アップに加えて3ターン攻防20%アップを付与できるよ!!! 宝具ターンにタイミングを合わせられるとなんと40%ダメージカットができるよ!!!! まあ40%カットだけじゃ大抵パーティが半壊するから単体だとそんな意味ないよ!!! だからあんまり難しいことを考えずにとにかく車輪をひたすら回せ回せ回せ回せ回せダメージカットカットカットカットカット!!!!!!
ブーディカさんのここが弱い←は?弱くないが?
「防御バフ目当てならマシュとかフレ孔明でよくね?」←最近孔明見かけないしマシュはオルテナウス強制出撃だが???
〜10秒でわかる防バフ比較〜
「誉れ堅き雪花の壁」
CT最短5/味方全体の防御力を最大20%アップ(3T)&ダメージカット状態を付与(1回・2000)
「軍師の忠言」
CT最短6/味方全体の防御力を最大30%アップ(3T)&ダメージカット状態を付与(1回・500)&NPを10%チャージ
「約束されざる守護の車輪」
宝具なのでCT最短実質1/味方全体の防御力を最大20%アップ(1T)&味方全体の攻撃力と防御力を最大20%アップ(3T)
お分かりいただけただろうか?^^
えっ……キャメロットとか知らんし……あれはなんかこう違うじゃん……ずるじゃん……今オルテナウスっつってんじゃん……モゴモゴ……
「車輪回すためにクリティカルさせても火力低すぎ」
「あとカード性能低すぎ」
これが聖杯パワーじゃオラッッッッッッッッ
30450年の塊を食らえオラッッッッッッッッ
聖杯と人権術でステ盛って欠片男でたたき壊しました! fgoなんてそれでいいんだよ
ブーティカさん……カワイイぜ
新スキル「戦場の糧」
ハイ、真面目に書きます。
今回のゲリラ強化クエストでブーディカさんが手に入れたのは新スキル「戦場の糧」。気になるスキル内容ですが、まずはCTが最短7Tから6Tへと短縮、ガッツ効果が味方単体に付与できるようになり、さらに最大HP量を2000増加できるようになりました。ガッツ及び最大HP量増加の継続ターンも5Tと長く、味方に振れるガッツスキルとしては持続ターン、リキャストともにトップクラスのものと言えるでしょう。2つの効果は一見噛み合っていないようにも思われますが、「とにかく1人をなんとしても生き延びさせる」スキルとして考えればその強さも理解していただけると思います。とはいえこのスキル1つを理由にブーディカをパーティ入りさせるほどの効果ではありません。
ではそんな「戦場の糧」を活かしつつ、ブーディカさんを最大限活かすためにはどんなサーヴァントと組ませればいいのか?
ここで改めてブーディカさんの強みと弱みをそれぞれ洗い出してみましょう。
ブーディカ運用のメリット
・持続ターン、回転率ともに優秀なバフを展開し続けることができる
・今なお貴重な全体防御力アップを短いスパンで使用可
ブーディカ運用のデメリット
・バフ1つ1つの効果量は控えめ
・「約束されざる守護の車輪」を使用し続けるためにはブーディカ自身が積極的に攻撃する必要性がある
→確実にアーツクリティカルを決める必要性がある
・そこまでお膳立てしてもブーディカ自身の火力は決して高くなく、劇的なまでの全体強化は見込めない
・ブーディカ自身にクリティカルスターを生み出す手段がない
つまり他のライダーではなくブーディカさんこそが必要とされる戦闘は、「対術メインの敵編成、かつ他のサーヴァントでは息切れしてしまうような、10ターン以上戦線を維持し続ける必要のある中〜長期戦」ということになります。ロングスパンの戦闘に関しては、最近のメインストーリーなどにおける難所ではもはや珍しいことでもないので割愛。問題はそんな高難易度戦にわざわざブーディカさんを連れていくかという点ですね。
難易度の高い先頭に連れて行く以上、通常のLv70ブーディカでは耐久をすること自体が厳しいと言わざるをえません(耐久戦が得意なサーヴァントに高レアが多い理由の1つにそもそものステータス=HPが高いことがある)。というわけでサクッと聖杯転輪。星5サーヴァントほどとは言いませんが、これでかなり逞しいステータスになりました。特にフォウマ込みで14000近いHPはなかなかのもの。これで「約束されざる守護の車輪」を展開し続けることができれば、大抵の攻撃ではビクともしません。
一方でATKはLv90+フォウマ時点でも9000に届かない程度と若干頼りない数字。キャスター相手なら十分に通用しそうですが、等倍クラス相手にメインアタッカーとして振る舞うのは難しいでしょう。それでもブーディカさんの強みを発揮させるためには「約束されざる守護の車輪」を回し続ける→NPを貯めるために攻撃する必要があるので、その攻撃機会を無駄にしないためにも確実にブーディカさんの持つ3種の攻撃バフが乗るアーツクリティカルを決めていきたいところ。
それだけであれば「2030年の欠片」を雑に並べて無理やりクリティカルを成立させればいいだけなんですが、どうせなら少しでもブーディカさんをより活躍させるための概念礼装、たとえば火力面の補強に「もう一つの結末」や「宝石魔術」、あるいは1回目の宝具使用を早めるために「カレイドスコープ」「ゴールデン相撲〜岩場所〜」、もしくは耐久方面をより厚くできる「鋼の鍛錬」や「月女神」などを装備させたいところ。しかしその辺りを欲張ってクリティカルに失敗してしまうようでは元の木阿弥です。
あ〜〜〜、どこかにクリティカルスターを生みながらも弾いてくれて、アタッカーにもなりながら耐久方面にも優れていて、かつ防御バフを重ね掛けしてやるとさらに磨きがかかる、そんなベストマッチなサーヴァントがいね〜かなぁ〜……
「もちろん、余だよ」
いた。
「約束されざる守護の車輪」と重ね掛けできる自己強化スキル「鮮血の伝承」を持つヴラド3世はブーディカ運用と非常に噛み合ったサーヴァントと言えます。宝具「血塗れ王鬼」はクラスを選ばずに大ダメージを与えられますし、アーツチェインを繋げながら宝具を回しているだけでコンスタントに20個のクリティカルスターを生み出すことまでできます。「戦慄の不死者」に「戦場の糧」のガッツ効果を重ね掛けすることは残念ながらできませんが、最大HP量アップは適用されるため、防御バフの上に乗せれば擬似的なバリアのような効力を発揮してくれますね。
という訳でこちらがテストプレイ用のパーティ(後衛はあんまり関係ありませんが)。
クリティカル補助はヴラド3世の「血塗れ王鬼」に加え、毎度お馴染みアンデルセンの「人魚姫の愛」、そして凸「2030年の欠片」を1枚添える形に。基本的にアーツチェインをひたすら狙っていくことになるため、クリティカルスターは全てスキル効果+概念礼装に頼る形になりますが、回転率の高い「人魚姫の愛」適用時には毎ターン25個のクリティカルスターが供給されるので、このパーティ編成であれば十分でしょう。基本的にアンデルセンは棒立ちに徹することになるため、必然的にブーディカのコマンドカードを選びやすいのも○。スターの安定供給が確保されたので、貴重な火力源である「血塗れ王鬼」の火力を伸ばすためにヴラド3世には「黒聖杯」を装備。スリップダメージは気になりますが、やはり宝具威力80%アップのメリットがデカすぎます。このパーティであれば連打も比較的容易ですし、防御バフを重ね掛けすれば打たれ弱さを感じることも殆ど無いでしょう。そしてブーディカにはNP獲得量を30%アップさせる「天の晩餐」を装備しました。これ初期かつ恒常の概念礼装ですけどめっっっっっっちゃつよいですよね。ヴラド3世は自己防衛スキルを複数持つとはいえバフが切れれば一気に脆くなってしまうので、今回は「約束されざる守護の車輪」の回転率を優先しNP関連の礼装をチョイス。
実際に動かしてみると、スターの偏り方はこのような具合に。今回は思っていたよりヴラド3世にクリティカルスターが寄っていきましたが、ブーディカさんのクリティカル成功率に関しては十分すぎる結果に。やはりクリティカルパーティにバーサーカーを入れるとガンガンクリティカルを狙えるのが楽しい。ちなみにクリティカルパーティにバーサーカーを入れるメリットはスターウェイトを偏らせるためだけではなく、未だに周知されないfgoの隠されたテキストである1stボーナス要員にもなれるという点にもあります。特にヴラド3世のようなB2枚A2枚のバーサーカーの場合、1stBボーナス要員とアーツチェイン要員の両方を兼任することができるため、このパーティにおいてはこれ以上ないほどの相性の良さを見せてくれました。
ヴラド3世以外にもブーディカさんと相性の良いバーサーカーがいるので、その辺りも紹介。配布サーヴァントの茶々、期間限定サーヴァントの織田信長やブリュンヒルデは毎ターンクリティカルスターを生み出すスキルを持っています。生産量こそ最大10個と控えめですが、3人目のサーヴァントや「2030年の欠片」でもう一押し加えることにより、先述したバーサーカー特有の星を弾く特性もあってブーディカがクリティカルを狙うのに十分なリソースを稼ぐことができるでしょう。
ただこの3人はアーツの枚数が1枚しかないため、若干アーツチェインの頻度が下がってしまうことには留意。代わりにそれぞれが毎ターンNPチャージスキルを持つ上に、全体バフや全体デバフ効果なども兼ね備えているため、パーティ単位での火力はより向上します。
ナンニデモ=人権。
ルーラークラスは持ち味であるタフネスを「約束されざる守護の車輪」でさらに強化することが可能に。ルーラーはパッシブで防御力アップ50%アップがかかっているようなものなので、当然相性が良いです。ジャンヌや天草のような「啓示」持ちと組ませるのもいいですが、今回はより攻撃的なサーヴァントであるホームズとアストライアを薦めていきます。ホームズは強烈な全体バフを、アストライアは範囲の広い特攻範囲を持つため攻撃有利クラスの少ないルーラーでありながらアタッカーとしても振る舞える優秀なサーヴァントです。両者とも1Tのスター集中スキルを持っているため、ブーディカさんのクリティカルプランを阻害することなく殴りに行けるのも嬉しいポイントですね。
また、変わった所ではエジソンなどと組ませるのも面白いかもしれません。「メンロパークの魔術師」はブーディカさんの防御力を上げるばかりかスキルのクールタイムも縮めることができますし、「大量生産」でクリティカルスターの供給も可能。OCを2段階アップさせられる「概念改良」をブーディカさんに使用すれば「約束されざる守護の車輪」の攻防バフが20%から30%まで向上します。
防御バフではなく、攻撃デバフと組み合わせることを考えると真っ先に思いつくのは柳生但馬守宗矩ですね。普段はアーツのトス役に徹し、エネミーのチャージ攻撃を「剣術無双・剣禅一如」で文字通り切り捨てるという運用は単騎でもほぼ完結していますが、宗矩だけで致命的なダメージをシャットアウトするためにはどうしても「無刀取り」と「剣術無双・剣禅一如」を同時に使用する必要があります。かしブーディカと組ませることによって、「剣術無双・剣禅一如」を抱えたまま戦わず、攻撃力デバフと防御力バフを切れ目なく展開し続ける、といったこともできるように。
耐久戦のオトモキャスター2人も当然好相性。
以上、今回もずいぶんと長くなってしまいましたがそろそろこの辺りで畳もうと思います。まぁ実際のところブーディカさんを高難易度に連れて行くかと聞かれるとかなり怪しい部分があるんですが、(デメテルとかかなり条件に合った強敵だけどあいつ強化解除あった気がするし)やっぱ推しに強化が入るとどうしても輝かせたくなるのはマスターの性ですね。でも今のアーツ環境ならワンチャンやれそうではあるからいつか存分に戦わせてあげたいですね!
アッッッあけましておめでとうございます今年もよろしくおねがいします!!!
【FGO】クソデカ感情羅生門女
「? いったい何の騒ぎですか?」
「ああ、今年のサンタは何と鈴鹿御前らしいんだ! TLの連中は色々言ってたけど、やっぱりオタク君に優しい黒ギャルは実在したんだよ!! こないだ星条旗武蔵ちゃんが実装されたばかりだっていうのに、FGOは特定性癖層に対して供給過多すぎて困っちゃうよ……っていうか鈴香ちゃんガチ恋距離すぎて無理……色々キワどすぎてホント無理……これが配布とかマジで神ゲーだわ……」
「ッ……!(私たちはこれから、この異聞帯を......)」
絶対に許さねえ、安倍晴明ェ(自称)!!!!!
それはともかく、今回はようやくやってきた5.5章「地獄曼荼羅 平安京 轟雷一閃」に先駆けて実施された強化クエストについて。デフォルトで出遅れる私にしては珍しくタイムリーな記事ですね。え? なんでかって? リアルがつらくて現実逃避したいからさ!!!!!!!
さて今回の強化クエストですが.......遂に宝具強化された金時も気になりますが、やはり今回の目玉は茨木ちゃんでしょう! 昔から優等生ではありましたが、魔境とされる星4狂界でも一歩抜きん出た感じがありますよこれは!!
ということで今回は星4バーサーカー・茨木童子の強化内容についてです。超お気に入りのサーヴァントなんで嬉しい!
攻防一切隙無し、星4バーサーカー界きっての優等生
先ずは茨木童子の簡単なスペック解説から。
S1「鬼種の魔」は3Tの間味方全体に最大20%の攻撃力アップに加え、自身の宝具威力を最大30%アップさせる亜種カリスマスキル。敵味方ともにインフレが進んだ今のFGOだとそこまで倍率の高いスキルではありませんが、全体バフ持ちのバーサーカーは意外と数が少ないため、大抵のクエストにアタッカーとして連れて行ける茨木童子がカリスマを持ち込める時点で優秀です。また茨木童子は武蔵や“山の翁“ほどではありませんが、1枚ずつとはいえ非常に優秀なカード性能のアーツとクイックを持っているため、オーバーキル補正や3rd補正などを活かしながらしっかりとNPを稼ぎつつ孔明などで補助してやると、NP獲得スキルを持たないB3バーサーカーにも拘らず「鬼種の魔」適用ターン中に複数回の宝具使用が視野に入るため、そういった意味でもなかなかに強力なスキルと言えるでしょう。
また防御面では「変化」と「仕切り直し」という2種のスキルが茨木童子を粘り強く戦線に留めてくれます。S2「変化」は星5キャスター・玉藻前や星5アサシン・刑部姫と同じく高ランクの自衛スキルで、3Tの間自身の防御力を最大30%アップさせる効果とは別に、1Tの間さらに防御力を30%アップさせる効果を兼ね備えるもの。こちらも「鬼種の魔」と同じくリキャスト最短5Tと回転率が高く、スキルマであれば半分以上のターンをバーサーカークラスのウィークポイントである被ダメ2倍を解消しながら戦うことができます。これだけ被ダメージ量をカットできると、本来であればバーサーカーが持っている場合事実上の死にスキルになってしまう「仕切り直し」も、信頼できるレベルの回復手段として機能します。そして長くフィールドに居座れるということは何度も「鬼種の魔」を貼り直せるということでもあり……このように、茨木童子はキャラクターとしての言動とは裏腹に恐ろしく堅実、そしてバーサーカーには珍しいパーティプレイの得意なサーヴァントなんですね。
ただ上記の強さを発揮するためにはスキルレベルを最低でも6以上にする必要があり、それ以下のスキルレベルで運用する場合スキルが適用されていない隙だらけのターンが多くなり、茨木童子のフィールドである長期戦プランが崩壊してしまうのには注意。逆にいうと、鍛えてあげれば鍛えてあげるほどに期待に応えてくれるサーヴァントとも言えます。
筆者が茨木童子の相棒としてオススメするのはやはり鉄板、星4シールダー・マシュや星5キャスター・孔明ですね。特に「誉れ堅き雪花の壁」や「軍師の忠言」といった回転率の高い防御バフを互いに持つこの2人が茨木童子とタッグを組んだ際は、攻撃面のみならず防御面までもさらに磨きがかかります。防御バフの切れ目はターゲット集中スキルや全体スタン宝具でフォローすることができますし、自前の茨木童子さえ確保できれば確定で所有しているマシュと、術サポ枠で容易に借りることができるサポ孔明とで大抵のクエストに出撃できるパーティを組めるコスパの良さも魅力……でした。
また他に相性の良いサーヴァントとして、攻防バフ+最大HPアップ効果で耐久性能をさらに高められるエレシュキガル、強化解除スキルで重ね掛けした防御バフを超えるほどの超バフを比較的短いスパンで強化解除でき、茨木童子の持たないバスターバフを付与できる刑部姫、孔明よりさらに単体のサポートに特化し、防御バフの切れ目を無敵付与や防御不利無効効果でカバーできる司馬懿辺りもオススメ。……改めて見ると倍率の高い防御バフ持ちは高レアに偏りがちなのがネックですねー。
また防御バフを重ね掛けするパーティではなく、「変化」が切れているターンをターゲット集中スキル持ちでフォローするタイプの介護運用をする場合、茨木童子に着ける概念礼装として「鋼の鍛錬」が結構オススメ。「変化」使用ターンには最大80%、そしてその後の2ターンも50%ダメージカットできるため、宝具直撃でもしない限りはほとんど沈むことがなくなるでしょう。防御面は若干落ちますが「目醒め前」なども全カードを強化できるため悪くありません。もちろんバーサーカーらしく普通にバスターカード強化系、初期NP付与系で火力面を強化してもオーケー。
最後に紹介するのは宝具「羅生門大怨起」。攻撃後に強化解除、そして3Tの間防御力ダウンを10%~(OCで効果上昇)付与する単体攻撃宝具です。残念ながら強化解除効果は攻撃後に発生するため、無敵・回避状態を貫通しながらダメージを与えることはできませんが、あって損する効果ではありません。また防御バフが生命線である茨木童子にとってはエネミー側の攻撃バフを剥がす手段を自身で用意できるというのもポイント。
2020環境と魔境・星4バーサーカー界の現在
さて、ここまでの解説で茨木童子が如何に優秀であるかは分かっていただけたと思いますが、しかしながら1.5部以降の高難易度で茨木童子が活躍したという話はあまり聞かなくなってしまいました。それは何故でしょうか?
考えられる理由としては、スカサハ=スカディやアルトリア・キャスターなどの所謂“人権キャスター”が参入したことによるバトル環境の遷移、あるいはブレイクゲージシステム実装によるバーサーカークラスのアタッカーとしての地位の低下など様々な要因が考えられますが、やはり一番の理由としては1部マシュの実質的な離脱でしょう。2部以降のマシュ───通称オルテナウス・マシュは2種類のターゲット集中スキルを持つことからバーサーカーを守ることにより特化したシールダーへと変化しましたが、一方でマシュの元々の強みであるダメージカットスキルはほとんど失われてしまいました。防御バフを活用する茨木童子にとって貴重な相棒の1人を失ったのは、やはり大きな影響があったのではないでしょうか。
また、前述したバーサーカークラスのアタッカーとしての地位低下問題について。1.5部以降、エネミー側の総HP量が増加したことで長期戦になってしまいがちな高難易度戦において、被ダメージ2倍だけではなく、与ダメージ1.5倍という特性までもが純粋な有利クラスアタッカーと比較した際にネックとなってしまうことが多くなりました。これは茨木童子に限らず全てのバーサーカーに共通する課題ではありますが、これを様々な形で克服したバーサーカーが同レアリティ帯には複数存在します。恒常枠でいえば防御面と周回適正をかなぐり捨て、星出し+スター集中を単独でこなすことができるベオウルフやアタランテ〔オルタ〕。あるいは複数の全体火力バフとNP獲得スキルを兼ね備え、3T周回にも対応することのできるペンテシレイア。
期間限定産まで含むのであれば、クーフーリン〔オルタ〕に近い生存能力とNPチャージスキル、2種類の自己バフに加えてイベントストーリーをこなしていれば宝具レベルをマックスまで上げることのできるジャンヌ・ダルク〔オルタ〕に、クリティカルアタッカー適正のほか対神性アタッカーとして2部以降に真価を発揮する織田信長など。これらのサーヴァント達と比較して、茨木童子は攻防揃った優秀なバーサーカーでこそありますが、その反面クリティカルに関連したスキルの類いは一切持っておらず、上記の一芸特化型サーヴァントに比肩できるほどのアタッカー適正があるとは言えず、またNPチャージスキルも持たないため周回にも向いているとは言えません。こういった諸々の事情から、茨木童子は表舞台から姿を消していったのではないかと予測されます。
推しのオタクなだけじゃない、新たな武器「大江山の鬼あばれ」
さあ、前置きが随分と長くなりましたがここからが今記事の本題です。実装から4年経ってようやく実装された茨木童子の強化クエストの内容について、いよいよ触れていくこととしましょう。
S2「仕切り直し」が変化した新スキル、「大江山の鬼あばれ」ですが、ほとんど別物のスキルとなっています。まずは弱体解除+HP回復はそのままに、その効果を任意の味方へと付与することができるようになりました。そして追加効果として、1Tの間対象にクリティカル威力を最大100%アップさせ、その対象が〔酒呑童子〕属性を持っていれば3Tの間さらに攻撃力を最大30%アップ、そして味方フィールドに〔酒呑童子〕属性を持つサーヴァントがいるならば茨木童子自身にNP20%を付与するという何とも盛り沢山なスキル。
この効果で具体的に茨木童子の運用がどう変わったかというと、回復を横に振ることができるようになったことで先ずは星5バーサーカー・ナイチンゲールに近いサブヒーラーとしての役割を果たせるようになりました。「変化」スキル適用中は高倍率の防御バフで凌ぎ、効果が切れたターンにはターゲット集中スキル持ちで庇ってもらいながら、そのサーヴァントを「大江山の鬼あばれ」でカバーするといった動きもできるように。
またクリティカル威力100%アップ効果についてですが、スター集中スキルを持たない茨木童子自身がこれを活かすのは正直難しい所。ですがクリバフ100%の数値自体はかなり魅力的、これを活かさない手はありません。バーサーカークラス特有のクリティカルスターを弾くデメリットを逆に利用することで、特定のサーヴァントを一線級のクリティカルアタッカーにしてしまいましょう。
両者の条件を満たすことのできる相性の良いサーヴァントで例を挙げると、真っ先に思い浮かぶのはレオニダス1世。攻撃面ではレオニダス1世のS3「戦士の雄叫び」で茨木童子の持たないバスターバフを付与することができ、茨木童子のS1「鬼種の魔」・S2「大江山のあばれ鬼」でレオニダス1世の持たない火力バフを付与することができます。また防御面ではレオニダス1世のS1「殿の矜恃」・宝具「炎門の守護者」で茨木童子の防御バフの切れ目を庇い、茨木童子のS2「大江山の鬼あばれ」で削れたHPをカバーするという強固なシナジーを発揮することができます。入手難易度の低さも含めて、強化クエスト後の茨木童子にとっては非常にマッチした盾役と言えるでしょう。
また〔酒呑童子〕指定の攻撃バフ、そして茨木童子へのNP追加効果も3T周回編成において優秀です。
周回面で考えた場合、茨木童子と酒呑童子を並べて1waveをアーラシュで突破、後ろから出てきたキャストリアのスキルを使用することで茨木童子には攻撃力60%アップと宝具威力30%アップ(2.08倍)、酒呑童子には攻撃力90%アップとアーツ性能強化50%、宝具威力30%アップ(3.705倍)の火力アップが見込めます(+酒呑童子のS2「果実の酒気」で最大20%の防御力ダウン)。NP周りに関しては酒呑童子は最大80%、茨木童子は最大50%のNPを確保することができるため、茨木童子には「エアリアル・ドライブ」のような初期NP50%礼装、酒呑童子には「黒聖杯」のような火力特化型の礼装を持たせ、残りの20%分のNPは協会礼装orオーダーチェンジによる+αで補うようにしましょう。酒呑童子には凄まじい火力バフが乗るため、ライダークラスのみならずキャスター以外のクラスであれば大抵のクエストは数値で磨り潰すことが出来る筈です。流石にWキャストリア編成を火力バフの総合値で上回ることはできませんが、茨木酒呑編成の利点としては自前のキャストリアが必要ない点、そして最近よくある2wave~3waveに単体ボスが佇んでいるタイプのクエストにも対応することができる点でしょうか。
またアサシンの酒呑童子のみならず、キャスターの方の酒呑童子と並べた際にも「大江山の鬼あばれ」で酒呑童子が持たないクリティカルバフを付与することができるので、貴重なアサシンキラーとしての強みにさらなる磨きがかかること間違いありません。
「大江山の鬼あばれ」についてはこれくらいでしょうか。今回の強化は同レアリティ帯のバーサーカーとは被らない方面、かつ茨木童子の支援に長けているという特色をさらに伸ばしつつ、キャラクター性にも考慮した素晴らしい強化内容だったと筆者は感じました。まあ問題は肝心の酒呑童子が現状両方ともに手に入りにくいことなんですが……今年もハロウィン無かったし、オニランドをメインインタールード入りさせてもいいんだよ運営!!
さぁいよいよ怒濤の12月、地獄曼荼羅以外にも劇場版キャメロットに2020クリスマス、恒例の年末特番とイベントが盛り沢山ですね。恐らく2020年で最も忙しい一月になると思われますが、最後までしっかり駆け抜けていきましょうね! それでは待て次回!!
【FGO】宇宙OLのガタイはいくら盛っても良い
「もちろんおっぱいもデカければデカいほど良い。でかでかユニヴァース時空を信じろ」────ゆうきりん(ソシャゲ廃人/2020)
前回の記事はこちら→【FGO】源頼光の息子です いつも母にお世話になっています - 虚ろな唇を重ねて
という訳で今回の記事は復刻サーヴァント第2弾、期間限定星4フォーリナー・謎のヒロインXXについて。
数いるフォーリナーの中で何故XXを推すのか。年末恒例の地獄PUラッシュを前に復刻ガチャを回す意義について。何故運営は今年だけで4人も星5フォーリナーを実装するのか、奴らに人の心は無いのか? 今回はその辺りの解説をしていこうと思います。
外宇宙からやってきたちょっとお高い美少女軍団、エクストラクラス・フォーリナー
さて、ヒロインXXの解説の前に、まずはフォーリナーというクラスについて触れていこうと思います。
フォーリナーは1.5部を締める最後の章、「亜種特異点IV 禁忌降臨庭園 セイレム」の看板役を務めた星5フォーリナー、アビゲイル・ウィリアムズと同時に実装された第4のエクストラクラスです。
フォーリナーのクラス特性として最も特徴的なのは、それまでシールダーを除く全てのクラスが防御不利を取られてしまったバーサーカークラスに対して戦闘相性で攻撃2倍、防御半減と完全優位を取れる点でしょう。
1.5部以降、ブレイクゲージシステムが実装され雑魚エネミーのHPも全体的に増加するなど、敵側のインフレが急激に進んだことでエネミー側に行動させることなく宝具で一掃する戦法が取りづらくなり、バーサーカーの強烈な攻撃でアタッカーが事故死してしまうことも珍しくなくなってきました。そういった現状に対応でき、貴重な無敵・回避スキルでいなさなくても正面からバーサーカーと殴り合うことのできるフォーリナーは1人いるだけでかなり有難い存在となります。
ちなみにフォーリナーが戦闘不利を取られるクラスはアルターエゴ、そして同クラスのフォーリナー 。セイレム実装当時、全ての真実が明るみに晒されたことで謎に満ちた物語も遂にクライマックスを迎え、最高潮の盛り上がりを見せたラストバトルでのアタッカーとして多くのカルデアでメカエリチャンが颯爽と雰囲気をブチ壊していったのがあまりにも印象深いです。バケモンにはバケモンをぶつけんだよ。
さて、そんなフォーリナークラスですが実は1つ深刻な問題を抱えています。
それはズバリ.............入手難易度の高さ!
突然だがここでイカれたメンバーを紹介するぜ!!!!!
右から期間限定星5サーヴァント、期間限定星5サーヴァント、期間限定星5サーヴァント、期間限定星5サーヴァント、期間限定星5サーヴァント、期間限定星4サーヴァント、以上だ!!!!
そしてこいつが新入りの期間限定星5フォーリナー ・ゴッホくんちゃんだぜ!!! フォーリナーを並べるとめっちゃ強くなる宝具を持ってるからみんなよろしくな!!!!!
............せめて、せめて1人くらい配布サーヴァントでフォーリナー出してくれてもよかったんじゃないかな!? というか2020年に入ってから実装された星5フォーリナーこれで4人目なんですけど!? 考えよう!!ペース配分!!!
多彩な攻撃範囲+クリティカル補助を使い分ける優等生フォーリナー
ということでようやく本題、今回筆者が何故謎のヒロインXXをおすすめするのかについて解説していきたいと思います。
まず1つ目の理由としましては、2020年11月現在においてXXが唯一の星4サーヴァントであるということ。
星4サーヴァントの排出率3%と星5サーヴァントの排出率1%、数字にするとたった2%の違いではありますが実際にガチャを回すとなるとこの違いはかなり大きいですよね。そういう意味では取り敢えず今後の為にフォーリナーを1人確保しておきたい、というマスターにとってXXは比較的手の届きやすいサーヴァントと言えます(出るとは言ってない)
特に今回のPUの場合、XXを狙っている道中で幸運にも楊貴妃の方がポロっと出てくる可能性もありますし、概念礼装に関しても完凸することで初期NPを75%チャージした状態で出撃でき、キャストリアの登場で周回における有用性が大きく増した「虚数魔術」が拾いやすくなっているのもポイントが高いです。
2つ目の理由としまして3種それぞれのスキルがシンプルに纏まった優秀なものである他、対バーサーカー・対フォーリナー編成以外でも様々な場面でサブアタッカー、あるいはメインアタッカーとしても十分に活躍できるスペックを持っている点が挙げられます。
まずはお馴染みスキルについての解説から。S1「乗着」で1T最大50%の攻撃力強化、S3「最果ての正義」で最大30%のNPをチャージすることができます。凸「虚数魔術」であれば自力で即時宝具使用可、NP50%礼装を持たせた場合はアーツチェインを1回噛ませれば宝具使用可になるため、何よりも処理速度が求められるバーサーカー戦ではピンポイントで高HPのエネミーを片付けつつ、その後もクラス相性の優位性を武器に安心して戦うことができることから非常に頼もしい存在となってくれることでしょう。
また、お互いが攻撃優位で殴り合うことになるフォーリナー戦でも「最果ての正義」で付与される〔人類の脅威〕特攻状態がほとんどのフォーリナーに適用されるため、アルターエゴがいない場合でもメインアタッカーとして十分な活躍を見込めます。
謎のヒロインXX強化後「蒼輝銀河即ちコスモス」ダメージ検証(対剣鯖)
— ゆうきり鯖太郎ん (@yu_kirinx3) 2020年11月7日
概念礼装 「カレイドスコープ」Lv15
バフ 「乗着」Lv6 pic.twitter.com/bqq4qtKrtB
宝具「蒼輝銀河即ちコスモス」は自身の攻撃力をアップさせた上で、敵単体に超強力な〔セイバークラスのサーヴァント〕特攻攻撃を与える単体宝具。
強化クエストを経ることで宝具倍率、〔セイバークラスのサーヴァント〕の特攻倍率が強化され、対セイバークラスのサーヴァント相手であれば星4アーチャーと遜色ないほどの宝具火力を出せるまでになりました。
また、筆者が最もオススメするのがアーチャーとXXを並べて「刑事の直感」を活かすクリティカル運用。
アーチャークラスにはクリティカルに特化したサーヴァントが多く存在しますが、その反面そのクリティカルスターを作り出すのが他のクラスと較べて苦手なサーヴァントが多いという印象があります。その弊害として、2騎以上のアーチャーを並べて運用した際、高いスター集中率が災いして数少ないスターを奪い合ってしまい、いまいちクリティカルが決まらないといった事態に陥ったことは無いでしょうか?
クリティカル戦法を安定させたい、でも対セイバーの火力は落としたくない......そんな悩みもXXであれば解決することが可能です。
「刑事の直感」は最短4T間隔で20個のクリティカルスターを生みつつ、アーチャークラスとほぼ同数値であるフォーリナークラスのスター集中率を1Tの間だけ下げることでクリティカルスターをXXのカードから弾き、結果的にアーチャーがクリティカルを狙いやすくするという状況を能動的に作り出せるスキル。回転率が高く、1~2枚のカードであればほぼ確実にアーチャーのクリティカルを成功させることのできる「刑事の直感」を駆使しつつ、XX本人は1stアーツをトスしてアーツチェインを組みながら「最果ての加護」を使うことで、積極的に攻撃に参加することがなくとも「蒼輝銀河即ちコスモス」による一撃でメインアタッカー級のダメージを叩き込むことまでできるんですから一切無駄がありません。美しい......
筆者がよくタッグを組ませるアーチャーは上記の画像をご覧の通り星3アーチャー・ビリー・ザ・キッドです。極限までクリティカルに特化し、かつ掟破りのNP50%チャージを持ち込んだ代償としてスター生産、スター集中スキルを一切持たないという弱点をXXでカバーするというPT。3人目ですが、火力は十分なのでスカディを添えるのはやりすぎですね。対セイバー・バーサーカー混成編成を考えるのであれば防御に長けたサーヴァント、オルテナウスマシュ辺りがマッチしているかもしれません。
また、アーツ型サーヴァントということでもはやお馴染みのサポーターとなった星5キャスター・アルトリア、通称キャストリアとの相性も当然抜群。XXが持たないアーツ強化を付与することができ、スキルだけでNPを合計80%確保できるようになったことで「黒聖杯」を持たせた汎用アーツアタッカーとしての道も開かれました。キャストリア実装後は登場していませんが、「選定の剣」にも高倍率の〔人類の脅威〕特攻効果があるため、今後も間違いなくメインストーリーの要所で対峙することになるであろう〔人類の脅威〕エネミーに対する決戦兵器としての活躍まで期待することができる、かも......!?
以上、XXについての解説記事でした。4度あったXX単独PUも17日火曜日でラスト! この記事が迷っている貴方の一助になれば幸いです。それでは今回はここまで、待て次回!
【FGO】源頼光の息子です いつも母にお世話になっています
Trick or Treat!!(遅刻)
いやー早いもので気付けばもう11月ですか。世間は未だにコロナの影響が根強く残ってるせいか、例年はこの時期やたらと騒がしいのが嘘みたいな自粛モード一色です。安心するやら寂しいやら。
一方その頃FGOでは卑弥呼とクリスマスと水着と正月が群れを成してごった返していた。季節感!!!
少なくともこの時期に邪馬台国と闇の新撰組が生えてくるのは......いやこれおかしいの時期とかじゃないわ。
カオスな日程はともかく、遂にやってきましたね久々のメインシナリオイベント。4.5章の話ということでどうやら例の黒点とは関連性が無さそうですが果たして。
そしておそらく実装が決まったネモ船長にも期待が深まります。真っ当にライダーなのかな? 再臨じゃ全員は出せないだろうしネモシリーズ概念礼装化オナシャス!
さて、やや話が脱線しましたが今回の記事は冒頭の画像にもあるように、久々に復刻PUされた期間限定星4ランサー・源頼光についてです。
昨年辺りからでしょうか、再々復刻される見込みのない水着イベントで実装された星4サーヴァントを新規PUに追加する流れが来ていますよね。素晴らしい試みだと思います。期間限定星4サーヴァントは石を積んで闇鍋を回しても引けない、スト限サーヴァントより貴重なツチノコ的存在ですし、特に水着衣装はビジュアルに華があって未だに人気がありますから、そういったサーヴァントを再入手する機会を設けられるのは嬉しい。だから来年は復刻邪馬台国で水着ノッブPUしてね!!
とはいえ今回はやや時期が悪い。メインストーリーに関わるであろう完全新規イベント、そして来たるべき2020年クリスマスにも向けて大半のマスターは石を節約するタイミングでしょう。正月におそらく復刻されるであろう楊貴妃はともかく、謎のヒロインXX・水着フラン・水着頼光はここを逃せばおそらく再入手できるチャンスは数年後と予想されますが、FGOのガチャは星4サーヴァント狙いであってもかなり厳しいもの。年末が待っているのにこんな所でヤケドするわけにもいかない、と考えて様子見に徹する気持ちはよくわかります。
加えてこの状況で敢えて星4サーヴァントを引きにいくのであれば、よほどそのサーヴァントを気に入っている筈ですから、今後末永く付き合っていくためにも折角なら宝具レベルを2以上にしておきたいと考えてしまうのもマスターの業。特にそれがアタッカーであり、ある程度戦力が揃っている中で星4サーヴァントを活躍させたいと考えるのであればやはり宝具を重ねたい欲望がチラつくのは仕方がないことです。
前置きが少し長くなりましたが、そんな崖っぷちで悩める貴方の背中を押したい、もとい是非おすすめしたい超優良サーヴァントが1人います。それが水着頼光!!
水着頼光の何が優秀かというとですね、そもそも単体槍アタッカーとして滅茶苦茶強いんですね。分類としてはバスター寄りのクリティカルアタッカーになるんですが、勝負所での火力は凄まじい代わりに瞬発力に特化した弊害としてスキル未使用時は棒立ちしていることが多いクリティカルアタッカー群の中において、頼光はアタッカーとして十分な切れ味を維持したままに味方全体の火力支援に貢献できるという特徴を持っています。
3T継続の亜種カリスマ「サマー・カタストロフ」はリキャストも最短5と素早く、1wave目から気軽に撃っていける万能スキル。「錬鉄手車」もデメリット無しで3T最大40%のバスター強化を何故か味方に振ることができ、しかもオマケに弱体解除もついているお陰でデバフ対策要員も担当可。
「影の風紀委員長」は1Tスター集中+最大50%のクリティカル威力アップとデータ上だとやや控えめな数値ですが、上記のバフを積んでいる間であればメインウェポンのバスターに関しては合計100%以上の攻撃バフが乗る形になるため火力不足が気になることは殆どありません。
また他2種のスキルの適用ターンが長くリキャストも早いため、この手のクリティカルアタッカーにありがちな「決め打ちしたいタイミング以外ではスキルを温存するせいでバニラアタッカーになってしまう」という問題が解消できているというのも水着頼光の大きな強みといえるでしょう。
そしてこちらが宝具「釈提桓因・金剛杵」。何故脱いだし。
「釈提桓因・金剛杵」は防御無視効果とOCに応じたクリティカルスター獲得効果を持つ攻撃宝具です。次のターンに持ち越せるクリティカルスターの数はOC1の段階で20個と、決して無視できない数値。宝具を撃った後とはいえ、クリティカルアタッカーが自前で星を用意できるのも頼光が優秀といえる所以の1つですね。
またカタログスペックでは判断できないポイントとして、水着頼光のコマンドカードの中でもきわめて優秀なアーツ性能についても触れていきましょう。
水着頼光のコマンドカード構成は標準的なランサーと同じくQQBBAですが、この1枚のアーツはNP獲得スキルを持たない水着頼光の生命線ともいえる部分となります。
そのNP獲得量の高さは武蔵や山の翁、エレシュキガルといった所謂「A1枚族」、一部のサーヴァントだけに許された超高性能アーツのそれを比較しても遜色の無いものであり、水着頼光はこれをフル活用することで一気に50%以上のNPを稼ぐことができます。先程「水着頼光はNP獲得スキルを持たない」と書きましたが、カード運に左右されるとはいえ「影の風紀委員長」でNPを回収することができると考えるとその欠点も少し見方が変わるのではないでしょうか。
宝具BBに併せて大ダメージを狙うもよし、宝具を撃った後に持ち越したスターを3rdアーツで吸って再装填を狙うのもよし。水着頼光と戦う上で最も重要なのは、状況に応じてフレキシブルに「影の風紀委員長」を使用する判断力と言っても過言ではありません。
総評として、水着頼光は宝具ブレイブチェインで超火力を叩き込むか、あるいはクリティカル+宝具で2回以上致命打を与えるかを状況に応じて選択することができ、尚且つパーティ全体を支援するバッファーも兼任することにより火力と安定性を高いレベルで両立できる優秀なランサーであるのが水着頼光の特徴です。
クリティカル時にバフを集約するタイプではないので、クリティカルと宝具使用がターンを跨いだとしても安定したダメージを出すことができますし、そういう観点から見れば水着頼光は宝具レベル1であっても十分にアタッカーを務めることができるスペックを持っています(もちろん重ねるに越したことはありませんが)。
また、「サマー・カタストロフ」+「錬鉄手車」の使用を目的としたバッファー要員としてだけでも水着頼光は独自のポジションを確立しています。具体的には、3TB強化40%&攻撃力20%アップを横に振れるのは人権バッファーでお馴染みのマーリンくらいしか居ないほどです。このように水着頼光は1人持っておくだけで高難易度戦やTA等で起用することまで視野に入るサーヴァントでもあるんです。似たようなサーヴァントにケイローンや水着カーミラ等がいることからもその優秀さが窺えますね。同クラスのアタッカーが充実した後でも役割を持つことができると考えると、個人的には多少無理をしてでも引いておきたい1騎だと思います。
そして最後にもう1つ、見逃せないセールスポイントとしてとにかく育成素材が安い!! 唯一のネックは「英雄の証」を早い段階からドカ喰いする点ですが、「英雄の証」はこの間のボックスガチャでかなり溜め込んでいるマスターも多いでしょうから、引いて即戦力化するのも夢ではありません。他は「奇々神酒」や「戦馬の幼角」とかめちゃくちゃ余りやすい素材ですし。
ということで有言実行、筆者も早速サブ端末のほうで単独PUを回してきました。概念礼装枠で虚数魔術もピックアップされるということで、取り敢えずは完凸を目標に道中で頼光1人来ればいいな......楊貴妃が来たら素材何もないな......と思いながら回すと虚数完凸までに何故か頼光が宝具レベル3に。どうして......(本アカ宝具2)
以上、今回の記事はこの辺りで終わろうと思います。アタッカーもバッファーもこなせる万能ランサー・水着頼光の強さを是非皆さんも体感してみてください!待て次回!
【FGO】チキチキ星1・星2サーヴァント育成優先度ざっくりランキング
今回の記事(というかメモなんだが)の内容はズバリ「フレンドポイント召喚サーヴァントの評価と育成優先度」についてである。
一応形式上はこれからfgoを始める人たちのためのブログであるのだから、この内容については本来であれば1年前に着手しておくべき内容だろう。結局まごまごしているうちに時期を逃して書くことのなかった今記事、なぜ今更筆を取る気になったのかというと……
現実があまりにもつらいのでiphone8買って無課金(福袋はたぶん買う)人理修復2週目始めます #ゆうきりんの人理修復2週目
— ゆうきり鯖太郎ん (@yu_kirinx3) 2020年9月8日
こういうことだ。
本当に課金するつもりは全く無い(ホントだよ?)ため、リソース管理と今後の育成方針を自分の中で整理するためにも、今後長くお世話になるであろう星1・星2サーヴァントのスペックに改めて目を通してみようという試みである。そのためあんまり記事の内容も結構粗く、ブラッシュアップされていないのは勘弁してほしい。備忘録というかメモ帳みたいなものだ。
実質星0のマシュや幻の星2アヴェンジャー・アンリマユ、フレポ産星4セイバー・アルトリア〔リリィ〕やレアプリで交換できる星1バーサーカー・バニヤンについてはいずれ追記。その他のサーヴァントもサブ垢の進行度によって違った感触がった場合修正や追記をしていくつもり。
~評価基準~
・育成のしやすさ
1部6章以降に追加されるようになった追加再臨素材、特にその中でもデイリークエストの修練場で手に入らない再臨素材を使わないサーヴァントは基本的に評価が高い。この辺は案外イベント報酬やログボ交換券などでも手に入るのだが、どちらも告知が遅いため先の見通しが立たない上に育成がほとんど出来ていない状態だと戦力が足りずそのイベント自体にそもそも参加できない、という「服を買いに外に出るための服が無い」オタクのジレンマみたいな状況に陥る。
あと初期再臨素材でも銀素材をスキル上げにガッツリ使わないと実戦投入レベルに届かないサーヴァントだったり、割と貴重な羽根爪心臓などを使うサーヴァントもちょっと評価が落ちる傾向にある。
・汎用性・周回適正
特定の状況で刺さるようなタイプのサーヴァントは序盤の育成優先度としてはどうしても低めになってしまう。逆に似通ったコンセプトを持つ星3サーヴァントと比べて若干見劣りするようなサーヴァントでも状況を選ばない強みがあるのであれば評価は当然高くなる。また汎用性という意味ではもう1つ、このゲームは基本プレイ時間のほとんどは周回に費やすことになる以上、その基盤を支える周回適正の高いサーヴァントも評価が甘めになる。
かなり個人的な見解も含まれているとは思うが概ね順当なランキングができたと思う。これからfgoを始めるというマスターの参考の1つになれば幸いだ。
なお各サーヴァントの項目にある画像は上から順番に最終再臨までに必要な再臨素材、スキルレベル1からスキルレベル6まで上げるために必要な素材、スキルレベル6からスキルレベル9まで上げるために必要な素材のリストだ。お借りしたサイトはFGO Material Simulator。毎度お世話になっています。
セイバー編
☆1 イアソン
育成優先度 ☆☆☆
4周年追加組の星1セイバー。
腐る場面の無いカリスマ、横に振れる回復・弱体解除・回避・スター集中を併せ持つ優秀サポーター。
サポートに徹するのであれば追加素材をほとんど使わない第3再臨、スキルレベル6時点で機能するのも強み。きっちり鍛え上げれば一応剣アタッカーとして振る舞うことも可。
第3スキル「友と征く遥かなる海路」によって自身を除くアルゴー船ゆかりの者に対してNPを配ることができるため、チュートリアル召喚対象のアタランテ・ヘラクレスが配布対象なのは覚えておこう。
※「友と征く遥かなる海路」スキルレベル1時点でNP10%チャージ、スキルレベル6時点でNP15%チャージ、スキルレベル10時点でNP20%チャージ
アーチャー編
☆1 アーラシュ
育成優先度 ☆☆☆
初期実装組の星1アーチャー。
超火力の全体宝具に加え、退場効果をメリットと考えることで疑似的なオーダーチェンジを再現できる数少ないサーヴァント。
星1ながら周回適正という観点ではトップクラスの評価を受けるがアーラシュ自身はレアリティ相当のステータスしか持たず、カード性能も平凡で正面からの殴り合いには向かないため初期NP礼装はほぼ必須。
fgoをやっていく以上は一生付き合っていくサーヴァントになるため、ある程度育成リソースに余裕ができてきたら早めに育てたい。
周回要員として育てるのであればスキルレベルも強化クエスト後に獲得できる第3スキル「弓矢作成」だけ上げ切ってしまえばいいコスパの良さも売りの1つ。
※「弓矢作成」スキルレベル1時点でNP20%チャージ、レベル6時点でNP25%チャージ、レベル10時点で30%チャージ
☆2 パリス
育成優先度 ☆☆
4周年追加組の星2アーチャー。
第1スキル「太陽神の眼(偽)」でガッツや回避、無敵を剥がしつつ確実に特攻宝具を叩き込めるのは強力。
特攻を発揮するためにはエネミーにバフを貼ってもらう必要があるが、確定入手できるシナリオ加入サーヴァントである清姫の第2スキル「ストーキング」で強制的に攻撃力バフを付与することで強引に特攻対象にするという戦法も。
問題は霊基再臨で、及びスキル育成において比較的早い段階から修練場では手に入らない「万死の毒針」そして狂修練でも入手しづらい素材である「混沌の爪」をそこそこ要求してくる。
再臨はともかく、スキル育成では毒針エリアを抜けた後にも修練場で他に入らない「原初の産毛」「禍罪の矢尻」を要求してくるためイベント配布分などをあてにしないのであればスキルレベルはしばらく4止めになるだろう。ステータスに若干の不安はあるが対剣戦における特攻アタッカーとしてはそれでも十分に機能するのが救いか。
また未育成でも貴重な強化解除要員になるため、育てないにしてもレベル1のパリスは1人確保しておこう。
ランサー編
☆2 レオニダス
育成優先度 ☆☆☆
初期実装組の星2ランサー。
若干クセはあるが、取り回しを理解するとタンク役であるにも関わらず対弓における決戦兵器にもなりうる強力なランサー。強化クエストによって全体バスター強化スキル「戦士の雄叫び」も獲得し、介護対象のバーサーカーの火力も底上げすることができるため優先して育てていきたいサーヴァントの1人。
序盤に育てる盾役としては「混沌の爪」を再臨で要求してくるのが地味に辛いためゲオルギウスが先に育てられがちだが、クリティカル戦術を使いたいのであれば宝具で星を生み、スター集中率もそこまで高くないレオニダスの方が盾役としておすすめ。
☆2 弁慶
育成優先度 ☆
初期実装組の星2ランサー。
「怨霊調伏」「白紙の勧進帳」によるスキル封印・宝具封印は決まれば強力だが極端なスキルレベル依存型、かつS1S3ともに確率デバフのため信頼できるレベルまで育てると莫大なコストがかかるため序盤の育成対象としてはあまりお勧めできない。あるいは1回だけ再臨させ、ターゲット集中スキルを獲得させて3人目の盾役とするのはコストもそれほどかからないため悪くないかもしれない。
※「怨霊調伏」スキルレベル1時点でスキル封印成功率50%、スキルレベル6時点で75%、スキルレベル10時点で100%
※「白紙の勧進帳」スキルレベル1時点で宝具封印成功確率60%、スキルレベル6時点で70%、スキルレベル10時点で80%
☆2 ガレス
育成優先度 ☆☆
4周年追加組の星2ランサー。
被ダメ時に攻撃力が上がっていくユニークスキルを持ち、ハマればかなりの火力を叩き出すことが可能。
しかしガレス本人は1tターゲット集中効果しか持たず、単体では被ダメ時効果を活用するのが難しい。陳宮などを上手く利用してしっかりとプランを立てつつ運用しないと進化を発揮するのが難しいだろう。とはいえフレポで手に入る唯一の攻撃宝具持ちランサーのため、無課金~微課金の場合ガチャの引きによってはガレスにお世話になるマスターも結構いるのかもしれない。
スキルレベルは6時点で一応形になり、「戦馬の幼角」も槍修練をこなしているうちにある程度は集まると予想されるため意外と育てやすいが、第3再臨・最終再臨で「大騎士勲章」をいくつか要求してくるのがネックか。
ライダー編
☆1 バーソロミュー
育成優先度 ☆☆☆
4周年追加組の星1ライダー。
周回要員、バフ要員、クリティカル補助要員と多くの仕事をこなせる縁の下の力持ちポジション。
第2再臨で「愚者の鎖」を複数要求してくるのは難点だが、それを越えてしまえば最終再臨+スキルレベル6と形になるまで育てるのに希少な素材を消費しないのが嬉しいところ。「黒獣脂」はあまりがちな素材なのでそこまで気になることもないだろう。
アンデルセン、呪腕と同じくアタッカーのクリティカルを補助することができるので余裕が出てきたら育てておきたい枠。
※「疾風の略奪」スキルレベル1時点でクリティカルスター10個、スキルレベル6時点でクリティカルスター15個、スキルレベル10時点でクリティカルスター20個
☆2 ゲオルギウス
育成優先度 ☆☆☆
初期実装組の星2ライダー。
3tターゲット集中の「守護騎士」、それを支える「殉教者の魂」「戦闘続行」と3種全てのスキルが優秀なタンク型サーヴァント。
サポートサーヴァントにアタッカー役を任せ、ゲオルギウスとマシュでそれを介護する戦法はもはや鉄板。レオニダスと違いスキル1つで3tの間タゲ取りすることができるためNP溜めなどの前準備をする必要性がなく、回復スキルやガッツスキルで粘り強く戦線を維持することができるためアサシンやバーサーカー相手だったり、宝具が直撃することでもなければ低レアながら最初から最後まで立ち続けることもしばしばあるほど。
間違いなく最優の星2サーヴァントの1人、育てれば育てるほど答えてくれる強力なサーヴァントなのだが、実は「鳳凰の羽根」をかなり要求してくるのが序盤だとキツかったりする。「鳳凰の羽根」は1部フリクエだと効率のいいクエストが無いため、たとえ渋くとも三騎士(剣弓槍)修練場を打つべし打つべし。
☆2 ティーチ
育成優先度 ☆☆
初期実装組の星2ライダー。
複数のバフスキル、そして強化クエストで獲得する「紳士的な愛」で女性サーヴァントを最大4000回復できるのが売り。
自己バフ+永続ガッツスキルの「海賊の誉れ」がなかなかに優秀で、他からバスター強化を持ってくることで低レアらしからぬ火力を出すことができる。とはいえ星2サーヴァントは星2サーヴァント、アタッカーを務めるには流石に力不足なので、2人目以降のライダーとして育てるようにしよう。
また育てることがなくとも霊基再臨を1回行い、メインストーリー3章をクリアすることで解放される幕間「男の戦い」で「禁断の頁」を10個手に入れることができるので、ティーチを育てるつもりがなくとも取り敢えず1人は確保しておこう。
キャスター編
☆1 アマデウス
育成優先度 ☆☆☆
初期実装組の星1キャスター。
全体アーツ強化の「音楽神の加護(偽)」、そして強化クエスト後に獲得できるスター大量獲得スキル「小さな夜の曲」の2つのスキルだけで高難易度戦にも呼び出されることがある、いわゆる脱法キャスターの1人。
「小さな夜の曲」で獲得できるクリティカルスターの量はレベル1時点で20個、レベル6で35個。レベル10にすることでなんと星50個、つまりそのターンはどのカードを選んでも確定でクリティカルさせることができる飽和状態を作り出すことが可能というブッ飛びっぷり。
アマデウスの活用法は宝具火力補助、クリティカル補助、あるいは上記2つのスキルを併用してアーツクリティカルによる大量NP回収など多岐に渡る。アタッカーとしての活躍には期待できないサーヴァントに「鳳凰の羽根」や「蛮神の心臓」など入手しづらい素材をそこそこの数使うのは、特にリソースが足りないうちだと躊躇しがちだが、間違いなく育成コスト以上の活躍をしてくれると断言できるサーヴァントだ。
☆2 アンデルセン
育成優先度 ☆☆☆
初期実装組の星2キャスター。
黎明期のfgoに於いて最も優れたパーティとして名を馳せた通称「ジャンデルセンシステム」の中核を担ったサーヴァント。
クリティカル支援、回復に加えて確率とはいえ攻防バフも付与することのできる万能サポーター。その優秀ぶりは同じくヒーラー兼クリティカルバッファーとして高い評価を受ける星5キャスター・マーリンになぞらえて「ジェネリックマーリン」などと呼ばれるほど。「高速執筆」により50%以上のNPを獲得することができるため、積極的に攻撃に参加しなくとも宝具を使うことができるのもポイントだ。
立っているだけで仕事のできる貴重なサーヴァントなので、育成優先度はかなり高め。強化クエスト後には「無辜の怪物」が「人魚姫の愛」へと変化し、横に振れるNP獲得まで使えるようになるのだから育てない理由は無いだろう。
☆2 シェイクスピア
育成優先度 ☆☆
初期実装組の星2キャスター。
アマデウスと対をなすようなバッファー。こちらは「エンチャント」でバスターを強化し、強化クエスト後に獲得する「国王一座」で任意対象に一律NP20%、そしてスキルレベルに応じたスター発生率を付与することが可能。
「国王一座」はスキルレベル1時点で20%のNPを付与することができるのが売り。スター発生率アップに関しては流石に星50個を出すのは難しいが、「エンチャント」で強化した多段ヒットするバスター宝具で一掃、その後大量に獲得したクリティカルスターを使ってクリティカルで追撃をかけるといった動きができるようになる。スキルレベルをかなり上げる必要性はあるが、「国王一座」1つをスキル上げするだけで様々なサーヴァントの違った顔を見ることができるようになる、という意味ではなかなか侮れない効果ではある。とはいえスキルレベルを上げることが前提になるため序盤の育成優先度はそこそこ、一応攻撃宝具持ちではあるがアタッカーとしての活躍はあまり期待できないだろう。
☆2 陳宮
育成優先度 ☆☆☆
4周年追加組の星2キャスター。
追加組の中で最強のサーヴァントを決めるのであれば満場一致で陳宮が選ばれることだろう。2019年に実装されたサーヴァントの中においてさえ、アタッカーとしてもサポーターとしても間違いなくトップクラスのサーヴァント、それが陳宮だ。
礼装6枚積みでの脳死高速周回や高難易度運用、果てはレベル55・レベル1運用といった曲芸のような挙動さえ可能とする強力無比なサーヴァントではあるのだが、使い方があまりにも多岐に渡るため今回は割愛。
初心者マスターに覚えておいて欲しいのはしばらくメインアタッカーになるであろうバーサーカークラスのサーヴァントとのマッチングの良さについてである。横に振れるターゲット集中状態付与スキル「スケープゴート」と防御バフ+全体NP付与スキル「軍師の忠言」でバーサーカーを庇いつつ、勝負所では「軍師の本懐」で宝具やクリティカルを強烈に支援することができる。あるいは役割を終えたサーヴァントを「スケープゴート」や宝具「」で退場させ、新たなサーヴァントを後ろから引っ張ってくる擬似オーダーチェンジのような動きも陳宮であれば可能だ。
全スキルが解放される第3再臨までに必要な素材がそこまでキツくなく、上記の動きにスキル上げをする必要性が高く無いのも嬉しいポイント(もちろん上げれば上げるほど強くなる)。1人いるだけで採れる戦術の幅が大きく広がるサーヴァントの1人なので、取り敢えず育成個体とレベル1個体を1人ずつは確保するようにしたい。
アサシン編
☆1 小次郎
育成優先度 ☆☆☆
初期実装組の星1アサシン。
元祖ドラゴンスレイヤー、またの名をオルレアンの英雄。宝具「燕返し」と第2スキル「透化」により短いスパンでタイミングを選びながらの星出しが可なクリティカルアタッカー気質のアサシン。スキルレベルも6までは「虚影の塵」しか要求してこないため育成コストも非常に安い。
黎明期のfgoでは最初から回避スキルを持ち、最も手に入りやすいアサシンとしてワイバーンだらけのオルレアンを駆け抜ける多くのマスターに頼りにされたサーヴァントだが、流石に昔と今だと状況が変わるため育成優先度はそこまで高くはない。とはいえ当然小次郎が弱くなったわけではなく、今では強力なクイックバッファーであるスカサハ=スカディもいるため自前のアサシンアタッカーとして育てる選択肢としては大いにあり。
☆1 マタハリ
育成優先度 ☆☆
初期実装組の星1アサシン。
正直言ってアサシンとしては貧弱もいいところだが、第2スキル「フェロモン」による全体防御デバフ(一応確率男性魅了も)と強化クエストで獲得する第3スキル「ダブルクロス」による単体確定スキル封印+防御デバフがとにかく便利。序盤の育成優先度はかなり低いが、第1部ラスボス戦や1.5部以降のブレイク戦において確定で通るスキル封印効果が重宝されるため、余裕が出てきたら育てておこう。再臨、スキル上げともに「鳳凰の羽根」を使うのは問題だが、それだけの価値がマタハリにはある。
☆1 コルデー
育成優先度 ☆☆
4周年追加組の星1アサシン。
小次郎と呪腕からそれぞれ長所を拝借しつつアーツ型に転向したようなサーヴァント。宝具「故国に愛を、溺れるような夢を」と自身のスキル込みで回避解除・防御無視・無敵貫通効果で絶対殺すウーマンになれるのが最大の特徴か。第3スキル「でたらめプランニング」のランダム効果で宝具バフを引ければ宝具レベル1の星4サーヴァントにも匹敵する火力を叩き出すことのできる、良くも悪くも宝具での一撃に特化したアサシン。ただやはり問題は「宵哭きの鉄釘」、「九十九鏡」、「呪獣胆石」と多くの追加素材を要求してくる点か。コルデーのカード性能はそこまで高くなく、持ち味である火力の高さもスキルに依存している部分が大きいため、イベント配布やログボで上記の素材が揃って手に入るような巡り合わせでもない限りは序盤の育成優先度はやや低め。ただ2020年9月現在だとサポートで現環境最強クラスのアーツバッファーである星5キャスター・アルトリアをサポート枠で借りることができるため、再臨素材さえ賄うことができればあるいはスキルレベル4時点でも自前のアサシンアタッカーとして活躍してくれる、かも?(要検証)
☆2 呪腕のハサン
育成優先度 ☆☆
初期実装組の星2アサシン。
アタッカー気質の小次郎とは対照的に、居座り性能と星出しに特化したサポートタイプのサーヴァント。
第3スキル「風避けの加護」による3枚回避がfgoの戦闘システムとマッチしており、運悪く集中被弾することでもない限り星2サーヴァントとは思えないほどの生存能力で前線に残り続けることができ、かつリキャストが短い第1スキル「投擲(短刀)」の細かい星出しでアタッカーのクリティカルを何度も補助することができるのが呪腕のハサンの最大のセールスポイントといえる。同じく味方のクリティカルを援護することに長けたサーヴァントに星2キャスターのアンデルセンがいるが、クリティカルサポーターとしての方向性はだいぶ違うとはいえアンデルセンを連れて行きづらいライダー戦でも呪腕であれば足を引っ張ることがないというのもポイント。ほとんどのアサシンと同じくスキル依存度が高いためスキル上げに育成リソースを回しづらい序盤はあまり活躍することができないが、スキル上げに必要な素材の多くが殺修練で手に入るものというのも嬉しいところ。
強化クエストを経ることで「投擲(短刀)」が「投擲/回収」へと変化。2ターンにわたってクリティカルスターを獲得できるようになり、クリティカル補助要員としての特色がより濃くなった。
※「投擲/回収」スキルレベル1時点でクリティカルスター5個、スキルレベル6時点で10個、スキルレベル10時点で15個
☆2 ファントム
育成優先度 ☆
初期実装組の星2アサシン。
デバフ+クリティカルサポートに特化したサーヴァントで、第3スキル「精神汚染」により自身の精神異常付与成功率を上げつつ第1スキル「魅了」で行動不能状態を付与して時間稼ぎできるのが特徴。……特徴なのだが、弁慶と同じくスキルレベルをかなりの段階まで上げないと成功確率は信頼できる数値にならないため、序盤に育てるアサシンとしてはあまりお勧めすることはできない。ただ宝具「地獄にこそ響け我が愛の唄」で付与できる50%~の弱体耐性ダウン効果はかなり強烈かつ唯一無二のもの。また強化クエストを経ることで「魅了」が「ガルニエからの叫び声」へと変化、強化解除効果が追加された。
※「ガルニエからの叫び声」スキルレベル1時点で魅了成功率60%、スキルレベル6時点で魅了成功率75%、スキルレベル10時点で魅了成功率90%
※「精神汚染」スキルレベル1時点で精神異常付与成功率5%アップ、スキルレベル6時点で精神異常付与成功率15%アップ、スキルレベル10時点で精神異常付与成功率20%アップ
☆2 サンソン
育成優先度 ☆
初期実装組の星2アサシン。
2種類の特攻スキル、そして星2以下だと貴重な弱体解除スキル持ちなのが売り。
しかし第3スキル「人体研究」の人間特攻はサーヴァントには適用されず、第1スキル「処刑人」の悪特攻を乗せた宝具火力もそこまで高いわけではないためカタログスペックから期待できるほどの強さは残念ながら感じられない。アタッカーとしての活躍を期待するのであれば大量の「凶骨」を注ぐにしても小次郎の方がベターだろう。第2スキル「医術」をスキルマにする前提があるのであれば間違い無く便利なアサシンではあるので、その場合はサンソンと付き合っていくのもアリだ。
バーサーカー編
☆1 スパルタクス
育成優先度 ☆☆☆
初期実装組の星1バーサーカー。
自己バフとNPチャージを兼ね備える周回適正の高いサーヴァントで、スキルマまでに必要な素材も非常にリーズナブル。アーラシュと併せて無課金~微課金マスターにとっての強い味方になってくれることだろう。
宝具「疵獣の咆哮」と第1スキル「被虐の誉れ」による自己回復を持つため一見打たれ強く見えるが、実際は星1サーヴァント特有のステータスの低さに加えてバーサーカーのクラス特性である被ダメ1.5倍、防御バフや無敵などの防御系スキルも持っていないため耐久性は決して高くない。そのままだと2種回復持ちであるという利点を活かすことができないまま退場してしまうこと必至のため、スパルタクスを長く戦わせるのであればターゲット集中スキルや防御バフで支えることになるだろう。
※「不屈の意志」スキルレベル1時点でNP10%チャージ、スキルレベル6時点でNP20%チャージ、スキルレベル10時点でNP30%チャージ
☆1 アステリオス
育成優先度 ☆☆☆
初期実装組の星1バーサーカー。
スパルタクスの項で触れたがバーサーカーで耐久戦に挑むのであればアステリオスに軍配が上がる形となるだろう。
第2スキル「天性の魔」は最大40%もの防御バフを自身に付与することができ、敵全体に攻防デバフを押し付ける宝具「万古不易の迷宮」と併せるだけでバーサーカーとは思えないほどの驚くべき耐久力を発揮する。防御バフの切れ目をゲオルギウスで庇い、アンデルセンの回復能力で戦線を維持しながら戦う無課金耐久パーティは全員が星1.2サーヴァントで構成されているとは思えないほどの粘り強さを見せてくれることでも有名だ。
また攻撃面でも第1スキル「怪力」+第3スキル「深淵のラブリュス」を併用することにより、相手を選ばないクリティカルアタッカーになることもできるのも見逃せない。上記の耐久運用とも相性の良い星2キャスター・陳宮の第2スキル「軍師の本懐」まで重ねることができれば瞬間的に星5サーヴァントにも迫るほどの超火力さえ実現できる……かもしれない。
☆2 エイリーク
育成優先度 ☆☆
初期実装組の星2バーサーカー。
第2スキル「支援呪術」で防御力ダウンを付与し、宝具「血塗れの載冠式」でぶん殴ろう。以上だ!
……いや、本当にそれくらいしか語ることがないシンプルなサーヴァントなのだ。強いていうのであればめちゃめちゃ宝具演出が早い。つまり周回適性が高い。とはいえ宝具火力自体はそこまで高くなく、スパルタクスのようにNPチャージを持っているわけでもない。できる仕事の割にそこそこの数の素材を持っていくため、育成優先度もそこまで高くはない。
☆2 カリギュラ
育成優先度 ☆☆☆
初期実装組の星2バーサーカー。
宝具「我が心を喰らえ、月の光」を使うかどうかで大きく運用が変わってくる特殊なバーサーカー。
弱体付与確率は70%~と若干心許ないが、通れば3tもの間スキル封印・宝具封印状態を付与できるのはかなり強烈だ。しかしその場合当然エネミーの行動は全て通常攻撃になるので、申し訳程度の防御スキルしか持たないカリギュラは恐らく1発で沈むことになる。
では宝具を使わない場合のカリギュラはどんなサーヴァントなのかというと、恐ろしく前のめりなバーサーカーと評するしかないほどの超攻撃特化型サーヴァントである。強化クエスト後に獲得できる第3スキル「在りし日の栄光」含む全スキルを使用した上でのバスターブレイブチェインの威力は凄まじいの一言。パーティの最後尾にお守りとして置いておくと、パーティが全滅した際に確定バスターブレイブチェインによる最後の勝ち筋として活躍してくれること間違いない。
チュートリアル召喚でヘラクレスを召喚しないのであれば、カリギュラの育成優先度はかなり高くなるだろう。
☆2 サロメ
育成優先度 ☆
4周年追加組の星2バーサーカー。
第3スキル「七つのヴェールの踊り子」で味方全体に最大100%のNPを配布することのできるバーサーカー。7ターンの間、毎ターン自身の防御強化状態を自ら解除してしまうデメリットまで背負った非常に脆いバーサーカーであるサロメを庇いながら闘う必要はあるが、その見返りとしてパーティメンバー全員が宝具を使えるのは魅力的だ。とはいえ非常に特殊な運用を要求されるバーサーカーで、かつスキル上げの後半に大量の「魔術髄液」を要求してくることからスパルタクスやアステリオスを差し置いで目を向けるほど育成優先度の高いバーサーカーではない。
※「七つのヴェールの踊り子」スキルレベル1時点でNP50%チャージ、スキルレベル6時点で75%チャージ、スキルレベル10時点でNP100%チャージ
【FGO】きよひーと征く5周年記念メモリアルクエスト -part5-
前回のお話→【FGO】きよひーと征く5周年記念メモリアルクエスト -part4- - 虚ろな唇を重ねて
さて、きよひーと征く5周年メモリアルクエストも残すところ後1つ! 早速片付けにいきましょう。
最後に立ち塞がる敵はアトランティスでも厄介なボスエネミーの1人、ケルベロスです。といっても搭載されたギミック自体はスカディやアルジュナほど難解なものではありません。面倒なバフはしっかり対策しつつ、ラストバトルは新たに実装されたきよひーの新しい武器、やけど特攻礼装「ハニー・レイク」の試運転で締め括ることとします。
ケルベロス(ライダー)
HP:311,439/352,964
特殊行動
・特殊スキル「???」戦闘開始時、自身に「毎ターン終了時にHP3,000回復する状態」及び「戦闘不能時に1度だけHP50,000回復する」状態を付与(永続、強化解除不可)
・特殊スキル「地獄門・開」ブレイク時、自身に「毎ターン終了時に自身に無敵状態(1回・1ターン)を付与する状態」を付与(永続、強化解除不可)
・スキル「青銅の咆哮」敵全体に1ターンの間宝具封印状態を付与
高頻度で使用してくるスキル「青銅の咆哮」の宝具封印によるプラン崩壊、ブレイク後の毎ターン1回無敵が面倒なエネミーです。強化解除することのできないガッツ効果により実質HPが+50,000されるため、まともに戦う場合まず1stアタックで無敵を剥がし、2ndアタックでHPを削りきった後にもう一度それなりのダメージを出さないと仕留め切ることができません。「青銅の咆哮」を弾くための弱体無効、「地獄門・開」を無力化するための無敵貫通を用意することで比較的簡単に突破することができますが、逆にこれらを用意することができないとなると中々に面倒な相手になります。
また小ネタですが強化無効効果をケルベロスに付与することで、「地獄門・開」付与自体は無効化できませんが毎ターン1回無敵効果の方を無効にすることができたりします。強化解除と強化無効、地味な差異ではありますが覚えておくとどこかで役に立つかもしれませんね。
それはさておき、こちらが今回使用するケルベロス3ターンキル編成となります。プラン自体はいつも通り、1ゲージ目を清姫のバスタークリティカル、2ゲージ目を宝具「火生転身三昧」で叩き割る形。
そして今回のキーカードはこちら、今年の水着イベントで実装された新規概念礼装「ハニー・レイク」!
悪いことは言いません、こちら1枚は持っておいてください! おそらく今後「看板娘」や「ヴァーサス」並のオーパーツ礼装として猛威を振るうことになるでしょう。でも永続弱体無効状態だけは勘弁な!
この「ハニー・レイク」ですが、無敵貫通効果に加えてやけど状態のエネミーを殴る際に最大40%の特攻状態を発揮させる効果を持っています。「フォーマル・クラフト」や「イマジナリ・アラウンド」のようにカード性能自体も向上させることはできませんが、それでも無凸の時点で4凸済みの星5色バフ御三家礼装を超えた火力アップを見込めるのは非常に強力。しかも「ハニー・レイク」の場合は相手がやけど状態であれば宝具やエクストラアタック含む全ての攻撃にバフが乗りますから、いわゆる竹槍戦術を採る場合には累計ダメージを飛躍的に跳ね上げることができるように。
さて、ではその肝心のやけど状態をどうやって付与するかという話ですが、こちらはイベントでちょこちょこ配布されているコマンドコードを刻印することで簡単に用意することが可能となります。このコマンドコードによるデバフ付与ですが、なんと恋劇時に付与すると記述されているにも拘らず実際はデバフを付与した後に攻撃、という処理になります。つまり1回目の攻撃からやけど特攻が乗ります。バグでは?????
画像では「魔神のランプ」、「赫き髭紳士の令印」の2種類を使用していますが、今回の水着イベントで3つ目のやけど付与コマンドコード「真紅き仙女の令印」が配布されたため、これで3枚のコマンドカードに常時40%バフ起動のトリガーを乗せることが可能となりました。これらのコマンドコードを所持しているのであれば、それだけで今回の水着ガチャを回す意義があるとまで言えますね。また5周年アプデでコマンドコードの付け替えが容易になったのも追い風。
それでは早速試験運用といきましょう。1ターン目、幸先よく清姫のバスター2枚を引いたのでこのまま続行。スターティングメンバーの陳宮、控えから「オーダーチェンジ」で呼び出したマーリンに装備させた「ゴールデン捕鯉魚図」でスターを飽和させ、清姫のクリティカルを狙っていきます。集中率はかなり怪しい数字ですが、まあそこは試行回数で補っていきましょう。
挨拶代わりのガンド。
2ndバスター、クリティカル不発。まあ30%だからね……(ダメージ表示を見ていない)
3rdバスター、クリティカルせいこ………ン!!?
……なんかW孔明+黒聖杯時の宝具ダメージをバスター1発で超えていったような気がしますがきっと気のせいでしょう。2ターン目、取り敢えず作戦通り陳宮宝具でマーリンを必要な犠牲、「スケープゴート」で陳宮自身を必要な犠牲していきます。
45止め1/1/10陳宮はもはやマスト。
3ターン目、地獄門が開きますが無敵貫通効果持ちの「ハニー・レイク」を装備しているため全く問題になりません。ほぼ接待ですね。マーリン陳宮に代わりエリザベートと孔明がエントリー、2人の強力なバフスキルで清姫をさらに支援していきます。先ほどのクリティカルでは凄まじい火力を叩き出しましたが、では二の矢である宝具ダメージの方はどこまで伸びるのか、注目の一撃です。
う、うわぁ……
残された50000ガッツもバスター1枚であっさり焼却。というかフルバフ乗せとは言え非クリティカルバスターが英雄作成クリティカル並の火力を叩き出しているんですがそれは……
ということでメモリアルクエスト最終戦、ケルベロス討伐完了です! 別にこいつそんなに弱い訳じゃないのにこの配置は流石にかわいそう。まあポセイドン戦とか持ってこられてもそれはそれでな……
・TA勢は頭がおかしい
絶対おかしい(確信) いや、今回やったきよひーチャレンジはプルガトリオに3ターンかかってたりケルベロスで遊んだりしてるんで厳密に言えばTAじゃないんですが......
いやいや、だって手札充実させてるのらまず前提、そこからギミック対策しつつ火力出すルート見つけてからさらに試行回数で踏み越えてるわけでしょ? しかも今まで付け替え制限あるからコマコも安易には頼れずに? く、狂っている......!!
・推しを活躍させられるのは楽しい
でも楽しい!!!!!!!!!! きよひーで強敵突破するのちょー楽しい!!!!!!!!!!
スカディオルトリンデ戦みたいに推し使いながらかっちり戦略がハマるとメチャメチャ気持ちいいですね......FGOだとあんまりこういう成功体験を得る機会ってあんまりないから尚更に......
いや、もうやらないとは思いますけど! もうやらないとは思いますけど、大多数のプレイヤーが投げ出してる部分を突き詰めて理詰め、あるいは運に身を任せて画面映えする戦闘を生み出す面白さはちょこっとだけ理解できたかもしれません。でもやっぱ2度とやらねえかな!!!!! バーサーカーでこんだけキツいのはヤバい!!!!! ある種の拷問だよこれ!!!!!!
・陳宮は全てがおかしい
絶対おかしい(確信) いつか聖杯入れたいです
以上、「きよひーと征く5周年メモリアルクエストシリーズ」はこれにて終了です。ここまでお付き合いくださった皆様、本当にありがとうございます。ところどころグダついた部分もありましたが、お楽しみいただけたのであれば幸いです。それではまた次回のシリーズにて!
【FGO】きよひーと征く5周年記念メモリアルクエスト -part4-
前回のお話→【FGO】きよひーと征く5周年記念メモリアルクエスト -part3- - 虚ろな唇を重ねて
メモリアルクエスト後半戦。最大の山場は越えましたが、まだここに強敵と呼べるサーヴァントが残っています。ということで今回戦う相手はメガロスさえ超える最強のバーサーカー・アルジュナ〔オルタ〕! と、なんかいるリンボです!
リンボ(アルターエゴ)
HP:216,563
特殊行動
・特殊スキル「煩悩濁」戦闘開始時、敵全体のNPを50%減少
1wave目にまず未実装ゴーストことリンボが立ち塞がります。アルターエゴというクラスは防御不利になる相手がほとんどいないため、敵に回った際にはかなり厄介な存在となります。スキル「劫濁」で防御デバフを付与しつつ全体範囲の通常攻撃で着実にこちらの体力を削ってくるため、本来であれば「カレイドスコープ」などを装備したバーサーカー辺りの宝具でさっさと処理したいエネミーではあるんですが……開幕時に使用してくる「煩悩濁」がそれを許しません。
そしてこの面倒きわまりない中ボス戦はあくまでも前哨戦でしかないというのも問題です。本命であるアルジュナとの戦いを考えると被害を最小限にして切り抜けなければならない局面であるにも拘らず、セットプレイを問答無用で否定し泥沼の殴り合いを強要してくるリンボは非常にいやらしいエネミーと言えるでしょう。防御等倍範囲の広さ、そして「煩悩濁」の存在から宝具による一撃必殺はどうしても難しいため、定石としてはアルジュナに通らないデバフ系のスキルや行動不能系のスキルをここで切り、可能な限りリンボに身動きを取らせないようにしつつクリティカルを絡めたラッシュで突破したいところです。
HP:276,740/318,251
特殊行動
・特殊スキル「超統合神性(零落)」戦闘開始時、自身に「全ての攻撃に対する耐性」及び「弱体無効状態」を付与(永続、強化解除不可)
・特殊スキル「寂滅の法」戦闘開始時、自身の攻撃力をアップ(永続、強化解除不可)
・特殊スキル「生滅の極」戦闘開始時、自身のチャージゲージを最大まで増やす
・特殊スキル「超越神威」ブレイク時、敵全体の強化状態を解除し、敵全体に防御力ダウンを付与する
続く2wave戦、神たるアルジュナ前哨戦です。開幕時スキル「生滅の極」により開幕時にチャージゲージが最大まで増加するため、1ターン目から超火力の宝具に備えなくてはなりません。「寂滅の法」まで乗った宝具「帰滅を裁定せし廻剣」は生半可な防御バフでは受けきることも許されず、先述した通り「超統合神性(零落)」によって必殺のマスタースキル「ガンド」や対男性サーヴァント戦における最終兵器であるエウリュアレを用いた魅了戦法もその一切がレジストされるため、これを無傷で凌ぐためには回避や無敵といった防御系スキルが必須となります。
例外として「吸血」のようなチャージ減少系スキルは通りますが、数ターンに渡ってチャージゲージを減らし続けることだできなければ結局は宝具を撃たれる以上はあくまでも時間稼ぎにすぎず、また宝具の使用を遅らせたとしてもアルジュナはそもそもの攻撃力が凄まじく高く、アルジュナが元々持っているスキル「対邪悪」「千里眼(超越)」まで使用されると通常攻撃一発が単体宝具並みのダメージを叩き出すこともあって、受けに寄った戦術はあまり有効ではありません。
ではバーサーカーの脆さを突いた短期決戦を挑むべきなのかというと、これもまた最善とは言えません。理由としてはまずセットプレイ対策として配置されたリンボの存在が1つ、そしてそれ以上に大きいのが神たるアルジュナの持つ極悪ブレイク時スキル「超越神威」。
「超統合神性(零落)」で若干の攻撃耐性を得ているとは言え、バーサーカーはバーサーカー。実質HPは見た目より高くなく、リンボ戦でうまくNPを稼ぐことができれば温存していたNP獲得系スキルをブッパして1ターン目にアルジュナのゲージを割ること自体はそれほど難しくありません。その引き換えに前衛3人が全滅することを考慮しなければ、の話ですが。
ブレイク時に発動するスキル「超越神威」で無敵や回避すら剥がされる以上、たとえフォーリナーであっても「帰滅を裁定せし廻剣」をまともに喰らえば退場は避け得ません。つまりアルジュナがチャージゲージマックスになっている1ターン目にゲージを削り切るのは基本的に悪手と言えるでしょう。そのため基本的な戦術としてはまずアルジュナの宝具を無敵などで一度捌き、2ターン目以降からターゲット集中系スキルを持つサーヴァントでダメージコントロールを謀りつつ攻勢に出るということになります。アプローチは大きく異なりますが、アルジュナもリンボと同じくセットプレイを拒絶し殴り合いを強要してくるという意味では似通ったエネミーといえるでしょう。
あるいはあえて最速でアルジュナのゲージを割り、前衛3人と引き換えに厄介なスキルを消費させた上で控えに残った3人でアルジュナを倒すという戦法も考えられますが、まずNP系礼装を使わずに面倒なアルターエゴクラスのボスエネミーを迅速に撃破、その後一撃で実質HP14万超を削り切りつつ、さらにその後一撃で実質15万超のHPを削り切る算段がない場合たった3人で即死クラスの通常攻撃を凌ぐことになるため、あまりお勧めすることはできません。
では説明はこれくらいにして、そんな厄介なコンビに対してきよひーはどのような戦術を取るべきなのか。
単体ボス2連戦、対バーサーカー戦、セットプレイ非推奨、クリティカル推奨……筆者の辿り着いたインド3ターンキル編成がこちら!
掟破りの霊基再臨。
う、ウソついてないし……別にバーサーカーの方だけで戦うとか言ってないし……!
というわけで今回は水着の方の清姫に登板していただきました。バスター偏重型アタッカーとしての性質はそのままに、より攻撃的な仕上がりのランサーに変化した水着きよひー(以下水清姫)の魅力を存分に伝えていきたいと思います。
そして今回のキーマンとなるのはこの人、2019年クリスマスイベで配布された星4アーチャー・ナイチンゲール! サポート型アーチャーとして捨てる所のない3種類の支援スキルを持つ彼女ですが、今回重要な仕事を果たすのが第2スキル「鋼の看護(聖夜)」です。その効果は任意の対象に3ターン継続するガッツ状態、そして最大100%の強化解除耐性を付与するという非常に稀なもの。今回はこのスキルを駆使して強敵アルジュナを倒していこうと思います。伝承結晶も惜しみなく投入!
こっちは惜しんでスキルレベル9で甘えた結果
また水清姫に装備した礼装は色々調整した結果として自慢のレベルマ配布礼装「勇者エリちゃんの冒険」に。いいよねビキニアーマー。
それではいざ、尋常に勝負勝負!
1ターン目、もはやお馴染みの初手ハンリセマラタイム。「ゴールデン捕鯉魚図」2枚体制のおよりクリティカルスターは十分量確保できているため、あとは水清姫のカードを引くまでトライを繰り返すだけ……なんですが、「英雄作成」の超絶バフがあってもなかなかリンボの体力が削りきれず、削りきれたとしても今度は2ターン目に宝具を撃つためのNPが確保できません。理想は火力とNP回収を両立できる水清姫のABBブレイブチェインなんですが、なかなか引けずに困っているところでなかなか悪くない配牌が。NPCのぺぺによる支援スキル「ホログラムローズ」が水清姫に乗ったことも加味した上でリンボ撃破にチャレンジ!……の前に、ナイチンゲールのS123を全て使用。「オーダーチェンジ」で控えのキャストリアと交代、キャストリアも「選定の剣」を除くスキル2種を使用します。
ギリギリでリンボのHPを削り切り、アーツカードに刻印した「花の魔術師」込みでなんとか目標値のNP回収にも成功! 正直ここを突破すれば後はプラン通りに進めるだけでいいので一安心です。
2ターン目、ここで温存していた「選定の剣」を使用、水清姫にアルジュナ宝具を凌ぐための無敵を付与。これで強化解除耐性100%を付与した水清姫は確定でアルジュナのブレイク時スキル「超越神威」の影響を受けずに宝具を凌ぎ切ることができます。となれば後は吶喊あるのみ!
それでは行ってみましょう、レベルマスキルマ金フォウマ宝具マ「道成寺鐘百八式火竜薙」を喰らえーッ(12万円)
後もう二度と限定鯖をごった煮ピックアップするなーッ
余裕を持ってブレイクに成功。やはりバスター……! バスターは全てを解決する……!!
そして作戦通りアルジュナのブレイク時スキル「超越神威」が発動、全体強化解除+超威力の全体宝具が襲いかかってきますが……倒れたのは水清姫以外の2人だけです。必要な犠牲ry
そして続くアルジュナのカッコいい多段モーション攻撃でしっかりとNPも回収していきます。ここ、清姫が耐えることだけを考えるなら「鋼の看護(聖夜)」のガッツ効果だけでもいいんですが、その場合水清姫が1度倒れたことでアルジュナが続けて攻撃して来なくなり、結果として次弾宝具のNPを装填することができなくなるためやはり「選定の剣」による無敵を貼る必要があります。
3ターン目、キャストリアとマーリンが倒れたことで控えにいたナイチンゲールと孔明がエントリー。後は野となれ山となれ、喰らえ必殺の2連打「道成寺鐘百八式火竜薙」!
2部4章実装時には実現しえなかった戦法を駆使して見事にクリア! アルジュナ。お前は強かった……だが間違った強さだった……あとフォーリナーを一撫でで溶かすのは流石にどうかと思う……
いやまあ強化解除耐性持ち自体は結構前からいるんですが。メディアリリィとか。
今回のプレイ記事はこれで終わりです。メモリアルクエストも残すところはあと1戦。ワンコで始まりワンコで終わる、果たして清姫は最後の関門を突破することができるのか!? 待て次回!!!